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難解なOfficeのライセンスまとめ

リリースされた当時は、簡単だったんですがバージョンアップと時代背景の影響で、難解になってきているOfficeのライセンス事情をまとめてみました。

サブスク導入で訳分からなくなったOffice

最近では常識になってきているサブスクリプションですが、そもそもWindowsアプリとして開発され、買い切り前提でライセンス体系が組まれていたOfficeです。

それをサービス利用として変更していったので、過渡期的な期間は、ツギハギ的な状態の商品がリリースされて、何を選択すれば良いのか分からない状態だった時もあります。

家庭用と法人用で全6種類

この記事を書いている時点で公式ホームページには家庭用と法人向けに全6種類のOfficeがあります。

家庭用

  • Office 365 Solo
  • Office Home & Buiness 2016
  • Office Personal 2016

法人用

  • Office 365 Business
  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 Business Essential

365が付いていないOfficeは、以前のパッケージ版と同様に永続(買い切り)ライセンスの商品です。区分けを見ると分かりますが、法人用には永続ライセンスはありません。

昔からマイクロソフトさんは企業から収益を得る方針なので企業向けには買い切りのOfficeの選択を無くしています。プレインストール機や家庭用という代替措置があるので、特に問題にはなりませんが…

それぞれで提供されるソフトウェアを一覧にするとこんな感じになります。

家庭用

365 SoloHome & Business 2016Personal 2016
12,744円/年37,584円32,184円
同一ユーザーが使用する複数のデバイス同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC
Word
Excel
PowerPoint
OneNote
Outlook
Publisher
Access
Word
Excel
PowerPoint
OneNote
Outlook
Word
Excel
Outlook
OneDrive
Skype
なしなし

法人用

365 Business365 Business Premium365 Business Essentials
10,800円/年16,320円/年 6,480円/年
5 台のスマートフォン、タブレット、Windows PC または Mac にフル機能の Office アプリをインストール可能5 台のスマートフォン、タブレット、Windows PC または Mac にフル機能の Office アプリをインストール可能スマートフォン 5 台とタブレット 5 台のみ
Word
Excel
PowerPoint
OneNote
Outlook
Publisher
Access
Word
Excel
PowerPoint
OneNote
Outlook
Publisher
Access
なし
OneDriveOneDrive
Exchange
SharePoint
Skype
Terms
OneDrive
Exchange
SharePoint
Skype
Terms

価格だけ見ると、「365 Business Essentials」ですが、このライセンスは既に、パッケージなどでOfficeを所有している企業が、追加で提供されるサービスだけが欲しい際を想定しています。

そのために、WordやExcelなどのアプリは付いていないので文書を作ったり表計算をすることができません。

家庭用はPersonal一択

ライセンスが乱立したOfficeですが、最近では集約化されてきて先述の表のように分かりやすくなってきています。

家庭用の場合、月額(年額)で支払う「Office 365」と買い切りの「Office」の2種類を選ぶことになります。

Windows版のみで3年以上新しいバージョンのOfficeが必要ないのであれば、買い切りの「Office」の方が価格的に有利です。さらにPowerPointを使わなければ、Personalの一択になります。

OneNoteは、Windowsストアに無料のエディションがあるので無理にHome & Businessを選択する必要もありません。

ほとんどの家庭用で使うOfficeを考えると、日本ではまだまだサブスクリプションは定着しないと思います。

Macやタブレットなど2台以上の端末でOfficeを使いたい場合にはSoloしかないので、こちらも一択しかありません。

買い切りライセンス(Home & BusinessとPersonal)は2台の端末という制限があるので、複数のデバイスで使う場合にはサブスクリプションの方が有利になります。

その他に常に最新バージョンのOfficeが使えるというメリットもありますが、既にOfficeの機能は成熟してしまっています。

フリーランスなど、企業とファイルのやり取りをする場合には「Home & Business」の検討もありますが、 「町内会の回覧板」や「年賀状」、「住所録」などでOfficeを使う分には、Personalで十分です。

まとめ

家庭でのOfficeを利用シーンを考えると、一部のヘビーユーザーを除いて「Office Personal 2016」で十分です。(3年以上使うことが前提)

しかし、家電量販店などで購入できるパソコンには「Office プレインストール」がまだまだ存在します。

ほとんどは、単価の高い「Home & Business 2016」がバンドルされている機種を見かけますが、本体価格の緩衝材的にOfficeが使われているケースがあるので、別々に購入した方が安くなる場合もあるので、よく調べた方が良いです。

僕はというと、2020年までは「 Home & Business 2016 」を使うつもりです。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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