製図用でも使われる、0.2ミリのシャープペンシルを使ってスミ入れを試してみました。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第一弾は「HG ジ・オ」を作り始めました。
シャーペンでスミ入れ
スミ入れと言えば、薄めたエナメル塗料をスジに沿って流し込んでいく作業を思い浮かべますが、これは光沢面で行います。ケースにもよりますが、今回のようにつや消し塗装をした状態のパーツに、流し込むと必ず失敗します(笑)
スミ入れは毛細管現象を利用してスジに沿って塗料を流し込んでいく作業です。光沢面に塗料を流し込んだ場合は、写真のようにパーツに施された凹部分(つまりスジ)に塗料が流れてくれます。
塗装済のプラモデルにシャープペンシルでスミ入れをした結果は別記事をご覧ください。
プラモデル専用のスミ入れを行うシャープペンシルが販売されていますが、100円ショップでも入手できるシャーペンでも出来ます。ただし細さが0.5ミリなので、線の太さには妥協が必要になります。
文具店などで入手できるシャープペンシルには0.2や0.3のような細いタイプもあるので、より細いスミ入れをしたい場合には、0.3ミリなどの極細芯を使うとキレイに仕上がります。
今回は0.2ミリの「ぺんてる オレンズ 0.2」を使っています。芯の方さはあまり硬くない方が良いですが、柔らかいと折れやすく硬いと線が薄くなるので。Bを使っています。
スジに沿ってなぞる
作業自体はパーツに施されてるモールド(スジ)にそってペンを走らせるだけなので簡単ですが、力加減にコツが要ります。ちなみに0.2ミリの芯を使えば、RGで施されている細いモールドでもクッキリとしたスミ入れをすることができます。
「ぺんてる オレンズ 0.2」は紙に書く時にはペン先から芯を出さずに書くのですが、スミ入れ作業をする場合には、私は少し出してから書きます。つまり想定されていない使い方をするので、芯を出し過ぎるとポキポキ折れます(笑)
しばらくやっていると力加減と芯の出し具合が分かってくるので、折れる回数も減ってきます。
無塗装の場合には、はみ出た部分は消しゴムや指で擦れば消せるので、何度でもチャレンジできます。
四角形で囲まれたモールドも、塗り絵をするようになぞれば簡単にスミ入れを行うことができました。
まとめ
今回は0.2ミリのシャープペンを使ってスミ入れ作業を行いました。スミ入れ作業と言うと、エナメル塗料を使って流し込む作業を思い浮かべますが、シャープペンシルを使うともっと手軽に行うことができます。
専用品も売られていますが、0.5ミリであれば、100円ショップでも手に入りますし、より細い線でスミ入れをしたい場合には、0.2~0.3ミリのシャーペンを使うとパーツのモールド(スジ)に沿ってなぞるだけで簡単にスミ入れ作業をすることができるのでおススメです。
特にリアルグレード(RG)のように無塗装でも十分に塗り分けなどが再現できるキットの場合には、少しスミ入れをするだけで情報量が上がり、カッコ良く見せることができます。
筆や塗料皿を洗う手間もなく、さっと作業が出来るので無塗装で仕上げる場合でも使えますし、使わない時は文字を書くのにも使えるので1本あると便利です。
スポンサーリンク
最後までご覧いただき、ありがとうございます。