Fire HD 8 Plus(2020年版)をWindows10パソコンにUSBで接続して簡単にADBコマンドを使う手順を紹介します。
Fire HD 8 PLUS
ほぼAmazonサービス専用のタブレット端末で、ラインナップ中で小型のFire HD 7、大型のFire HD 10インチの中間的な存在です。
無印とPLUSの2種類が販売されていて、無印とのハードウェア的な違いはメモリが2G→3Gに増量され専用の充電スタンドで非接触式の急速充電ができるようになります。
さらにソフトウェア的には、スタンドで充電中にはAmazon ShowのようにAIスピーカー(Alexa)として音声による家電操作や音楽再生などに対応した「Show Mode」を備えています。
Android Studioのインストールは必要なし
Platform SDKのインストーラーが削除されてしまっているようなので、Android Studioのインストールが代替手段のようですが、「SDK Platform-Tools」をダウンロードしてADBコマンドを使うことができます。
具体的には、次の手順で進めます。
1. Androidデベロッパーから[SDK Platform-Tools]を表示します。
2. ページ内の[SDK Platform-Tools for Windows をダウンロード]をクリックします。
3. 表示された利用規約の同意をして[ダウンロードする]をクリックします。
4. 圧縮ファイル(例 platform-tools_r30.0.5-windows.zip)がダウンロードされます。
5. ダウンロードしたファイルを適当なフォルダー(例 C:\Tools\platform-tools)に展開します。
6.[コマンド プロンプト]を起動して、次のように入力します。
cd C:\tools\platform-tools
7. 次のように[ADB]コマンドを入力します。
adb
次のように[コマンド プロンプト]に表示があれば、ADBコマンドが利用できる環境が整いました。
Android Debug Bridge version 1.0.41
Version 30.0.5-6877874
Installed as C:\Tools\platform-tools\adb.exe
USBデバッグモードでFire HDを接続
実際にFire HD 8に「ADB」コマンドを使う場合には次の手順で接続を行います。
1. USBデバッグを有効にした Fire HD 8 をUSBケーブルでパソコンに接続します。
USBデバッグを有効にする詳細な内容は別記事をご覧ください。
2. Fire HD 8の[設定|接続デバイス]メニューから[USB]をタップをします。
3. 表示された[USBの設定]画面で[USBの使用]で[ファイル転送]を選択します。
4. この状態で、Fire HD 8 に[USBデバッグを許可しますか?]メッセージが表示された場合には[OK]をタップします。
5. [コマンドプロンプト]を表示して、次のコマンドを入力します。
adb devices
6. コマンドが実行され、次の表示がされます。
List of devices attached
G**1E**40**3**H3 device
(*はデバイス毎に割り振られたIDになります)
まとめ
今回は、Windows10 パソコンにUSB接続したFire HD 8 にADBコマンドを利用する手順を紹介しました。
基本はAndroid OSがベースになっているので「ADB」コマンドを使って状態を確認することは可能なようです。
Amazon Fire HD 8 でADBコマンドを利用する手順を探している方の参考になれば幸いです。
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