3Dプリンターでパーツを造形して映画「ククルスドアンの島」に登場した高機動型ザク(地上用)エグバ機を製作していきます。今回は手始めに、ザクマシンガンに取り付けられているサバイバルナイフ風の銃剣部分を試作造形していきます。
ザクマシンガン用銃剣の試作造形
映画「ククルスドアンの島」に掲載されている、高速起動型ザク(地上用)エグバ機の武装部分から作っていきます。
サザンクロス隊の隊長機であり、それぞれ個性的な武装になっていますがエグバ機はヒート剣と銃剣付きのマシンガンが装備されています。
今回は銃剣部分の造形から始めていきます。いつものように現物合わせでパーツを設計していきます。ザクマシンガンのパーツを写真に撮ります。その際に3D CADで寸法を調整するために、目盛線を映り込ませておきます。
3D CADに撮影した写真をインポートします。私は「DesignSpark Mechanical」を使っていますが、他のCADソフトでも画像の挿入は出来るはずです。
写真の目盛線と、CADソフトのグリッド部分を合わせるように挿入した画像を拡大・縮小して調整します。これでパーツのサイズに合わせてCADで設計できるようになります。
こんな感じで、ザクマシンガンの銃口部分に合わせてサバイバルナイフ風の銃剣パーツを設計していきます。
平面で大体の形状を書いて、立体化を進めていきます。
「DesignSpark Mechanical」には鏡像機能が無いので、左右対称になるようにパーツを作っていきます。
左右のパーツを合わせてパーツのデザインは終了。
試作造形
動力パイプ風の部分は別パーツにして、早速3Dプリンターで試作造形。1回で完璧に出来上がるとは思っていないので、とりあえず試作してダメ出ししていきます。
サーベルやナイフのように薄刃部分を造形すると、必ず付いて回る造形時の曲がりや反りがあります。今回、造形台に設定するパーツの方向を変えて同径してみました。
写真の上が刃の部分を造形台に向けたパーツで、下のパーツが刃を上に向けたパーツです。刃を下に向けるとサポート材に引っ張られてパーツの薄い部分が波打つように変形してしまい、上に向けると刃上のスリット部分の造形が潰れてしまう結果になりました。
キレイなパーツを得るために、少し造形方法を工夫する必要があります。
とりあえずサイズ感を確認するために、試作した造形物を切り出します。
HGザクのキットに付属のマシンガンに試作品を取り付け。当たり前とは言え現物合わせをしたようにサイズ感はバッチリです。
HG高機動型ザク(宇宙用)に持たせてみます。
一昔前であれば、プラ材を切って貼って造形していましたが、3Dプリンターを使うと細かな造形までしたパーツを簡単に得ることができて、改造作業も効率化できます。
まとめ
今回は、短い記事ですが映画「ククルスドアンの島」に登場する、高機動型ザク(地上用)のエグバ機を製作するため、ザクマシンガンに取り付けるサバイバルナイフ風の銃剣パーツを試作してみました。
キットのパーツを写真に撮影して3D CADソフトに取り込むことで現物合わせで寸法を調整して設計ができるので、パーツの改造をするのにかなり作業が楽になります。
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