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本体色エアブラシ塗装[HG クシャトリヤ]08

仮組み状態で放置していた「機動戦士ガンダム ユニコーン」に登場する機体「クシャトリヤ」の製作日記です。今回は一番の難関本体色のエアブラシ塗装です。

大量の塗料を調色

ファンネル部分はキットの説明書だと本体色と同じなので調色は、こんな感じになります。

  • ホワイト[75%]
  • 濃緑色(1)[20%]
  • オレンジイエロ[5%]

今回は、少し軍用色の強い機体にしたかったので設定よりも暗いトーンで直色をしてみました。

  • フラットホワイト[70%]
  • 濃緑色(1)[15%]
  • フラットイエロー[10%]
  • フラットグリーン[5%]

クシャトリヤの場合、塗面積が広いので塗料を調色する場合は量が必要になります。後から同じ色を調色することは無理に等しいので、予備も含めて量を作っておく必要があります。

調整を繰り返していると途中で引き返せなくなるので、塗料皿に適当に計量(スパチュラで何杯レベル)してレシピをメモしておいて、後から塗料ビンで量産するという工程で調色すると、塗料を無駄が減ります。

大型パーツから塗り初め

エアブラシ塗装を行う場合に、一番心配なのは途中で用意した塗料が尽きることです。特に調色している場合は、再度同じ色を再現するのは不可能なので、そのリスクを減らすために、大きいパーツから塗っていきます。

大きいパーツで色が異なると、目立つので、クシャトリヤの場合は四枚羽根のパーツを塗り切ってから、脚や腰、腕や頭など小さなパーツを塗っていくと、残りの塗料を気にしながら塗り切ることができます。

最初から大量な塗料を調色して用意しておくのも手ですが、塗り切った後に残ると、結局捨て場所に困ります(笑)

クシャトリヤの場合、タミヤの塗料ビン結構なパーツ数があるので塗り切るのも時間がかかります。タミヤのスペアボトルに用意した20mlの塗料を吹き付け終わるのに2時間くらいかかりました。

一気に大量の塗料を吹き付ければ時間短縮にはなりますが、エアブラシ塗装の基本は「なるべく少量吹き付けて、乾燥させる」を繰り返します。焦らず時間をかけて行うことがキレイに仕上げるコツです。

少量パーツの塗装

本体色以外の塗装も行っていきます。本体色とは反対に、今度は少ない塗料で済むくらいの極端なパーツ構成になっています。

少量の場合は、わざわざ塗料ビンを使わずに、塗料皿で調色してエアブラシに流し込むくらいの作業で大丈夫ですが、エアブラシの掃除をする手間が問題になってきます。

前の色が残っても問題ないような順番で塗装を行うと、掃除をキレイにする手間がなくなり効率化ができます。

淡い色から濃い色になるように塗っていけば、最悪前の色が混ざってしまっても、目立たなくなります。白→緑→オレンジのような感じで塗っていけば、エアブラシに残った塗料を吹き出して、溶剤で2回くらい「うがい」するくらいで、分解掃除をしなくても塗ることができます。

差し色パーツ

今回は、動力パイプの配色を説明書では

  • ホワイト(70%)
  • オレンジイエロー(20%)
  • オレンジ(10%)

になっているところを、オレンジ(100%)にしました。

写真のピンとが合っていませんが、この色だけ「つや有り」にして存在感を出すようにしています。

こんな感じでテカってくれます。

オレンジ系の塗料は、塗膜が薄い場合は黄色系で、厚く塗ると赤くなります。グラデーションのように見せることもできるので、この辺りはエアブラシの動かす腕の見せ所です。

まとめ

大型パーツが多いキットの場合、エアブラシで塗装していると途中で塗料が尽きてしまうことがあります。

用意する塗料の量や、塗る順番を考えて塗装すると、悲劇を減らすことができるので塗装する前に頭でシミュレーションをしてみると良いです。

また、ファッションで言う「差し色」的な、同色系のカラーリングの機体に目立つ配色を少しだけアクセント的に加えることで、作品の出来栄えが変わってきます。

次回は、本体の塗分け塗装をしていきます。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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