1/100 マスターグレード(MG)でしか立体化されていない、ドズル・ザビ専用ザクを 1/144 HGキットを改造して作っていきます。先回(6日目)で一応完成させましたが、追加で専用のヒートホークを3Dプリンターで制作していきます。
HG ザクIIとネイルシール
先回までに手元にあった「HG 1/144 機動戦士ガンダム THE ORIGIN ザクII C-6/R6型」を改造して、美しいエングレービングが施されているドズル・ザビ専用機を作りました。
マスターグレードでリリースされているキットには専用のシールが同梱されていますが、1/144スケールで市販されている訳ではないのでネイルアートで使われている「ネイルシール」を利用して再現してみました。
Amazonで安価で様々なネイルシールが販売されていますが、モビルスーツに貼れるような絵柄は無いので近そうなデザインを選ぶことになります。今回選んだ柄はこんな感じ。基本的に曲線メインで流れるような草木柄を選ぶことになります。
腕などには左右対称の絵柄も準備しておくと、それらしく見せることができます。
専用ヒートホークの設計
設定では、ドズル・ザビ専用ザクには大型のヒートホークがあります。当然 1/144では市販されている訳ではないので、今回も自作をしてみます。以前であれば、プラ板やプラ棒で工作して造形していくのですが、最近では3Dプリンターという便利な代物があるので、今回はプリンターを使って造形を行いました。
まずは印刷するデータを作成していきます。先回から使っている無料の3D CAD「DesignSpark Mechanical」を使って設計を行いました。最初は慣れが必要ですが、CADの経験がない筆者でも、2~3時間で下のようなデータを作成することができました。
今回参考にした資料は「大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード」1ページに1体という形でイラストが描かれているので見やすくてオススメです。
随分省略していますが、Twitterで動画を公開しているので興味があればご覧ください。
3Dプリンターで印刷
設計できたら、とりあえずテスト印刷をしてみます。3Dプリントの場合、私は設計をしたら「あれこれ」考えずに印刷をしてみます。
設計段階では、一体成型になっていますが細く入り組んでいる形状になるので、斧の刃部分と本体を切り離して2つのパーツに分割して印刷を行いました。
失敗することも多いですが、3Dプリンター(特に光造形プリント)の場合、失敗するため条件が多いので、色々考えても無駄なことが多いので、テスト印刷をして、その出来映えから修正していった方が早く完成させることができるからです。
今回は運よく、1回目でも脱落することなく造形物が完成しました。洗浄や2次硬化まで何が起こるか分かりませんが、小さな部品なので、簡単に成型することができました。
アルコールで洗浄したパーツを紫外線ライトを照射して2次硬化させます。収縮を気にしてサポート材から切り離してから硬化させることもありますが、今回は小さなパーツなので、サポート材を付けたまま硬化させています。
サポート材を切り離すと、こんな感じ。
設計の段階で、心配していたグリップ部分も、キットのグーパーツ(握り手)に取り付けることができるサイズで仕上げることができました。
まとめ
今回は、設計から3Dプリンターで印刷までを記事にしてみました。可動部もなく比較的小さなパーツなので、光造形プリンターを利用することで3D CADで製図したデータを簡単に立体化することができます。
一昔前であれば、プラ板やプラ棒を切り貼りして造形をしていましたが、3Dプリンターがあれば、簡単に立体化することができます。
製作したキットは、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)
次回は、ヒートホークの組立てと塗装をしていきます。
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