ゲーム開発を試してみようと思い立ち、Unreal Engine 5をインストールして開発する過程で調べてみた部分を備忘録的に投稿します。今回はゲーム画面の視点を固定にする方法です。
3Dゲームではキャラクター視点
Unreal Engineで得意な、FPSでもTPSでもキャラクターをフォローする視点でゲームプレイをするので視点が固定されたパズルゲームなどのテンプレートが用意されていません。
［ウィンドウ］メニューには項目がないので元に戻せません。
［Cameraアクター］を配置
ゲーム画面で固定視点を実現するには［Cameraアクター］をレベルに配置して設定します。
具体的には次の手順で行います。
1. ［コンテンツドロワー］の適当なフォルダーを開いて、空いている場所で右クリックします。
2. 表示されたポップアップメニューで［ブループリント クラス］を選択します。
3. 表示された［親クラスを選択］画面で［すべてのクラス］から［CameraActor］を選択して［選択］をクリックします。
4. 追加された［CameraActor］の名前を “BP_Camera” に変更します。
5. レベルの編集画面に追加した［BP_Camera］をドラッグして配置します。
6.［詳細］画面の［トランスフォーム｜位置］で視点になる場所を設定します。
7. ［ワールドブループリント］の編集リストから［レベルブループリントを開く］を選択します。
8. レベルの［イベントグラフ］が表示されます。
9.［Event BeginPlay］を探します。（無い場合は新しく追加します）
10.［イベントグラフ］の空いている場所で右クリックして表示された［このブループリントで使えるノード］画面で［Create a Reference to BP_Camera］を選択します。
11.［BP_Camera］が追加されます。
12.［Event BeginPlay］の実行ピンを伸ばして表示された［すべてのノード］画面で［Set View Target with Blend］を選択します。
13.［Set View Target with Blend］ノードが追加されます。
14.［BP_Camera］ノードを［Set View Target with Blend］の［New View Target］ピンに接続します。
15.［イベントグラフ］の空いている場所で右クリックして表示された［Player Controller オブジェクト参照を提供する動作］画面で “Get Player Controller” を検索して追加します。
16. 追加された ［Get Player Controller］ノードの［Return Value］ピンと［Set View Target with Blend］の［Target］ピンを接続します。
17. 実行するとレベルに配置した［Cameraアクター］の視点でゲームが開始されます。
まとめ
今回は、Unreal Engineのゲーム実行画面を固定視点で表示する方法ついて書きました。
レベルに［Cameraアクター］を配置して［イベントグラフ］を編集することで視点を固定してゲーム画面を表示できます。
Unreal Engineのゲーム開発でキャラクターの視点ではなく、固定視点にしたい人の参考になれば幸いです。
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