普段、光造形3Dプリンター(ELEGOO MARS 4 ULTRA)を使っていますが、ビルドプレートから造形物が剥がれ辛くなった時に対処している方法を紹介してみます。
オススメのスクレッパー
「ELEGOO MARS 4 Ultra」には、2種類のスクレッパーが付属しています。
接触部分が金属製のスクレッパーと
樹脂製のスクレッパー
まず金属製のスクレッパーを使うのは、造形に重要なビルドプレートにキズや凹みなどダメージを与えかねないので、マジでオススメしません。
樹脂製のヘラであれば、大事になる前に折れてくれるので安心して使えます。
スクレッパーは消耗品なので折れる前提で使うのが吉です。
個人的にオススメなのが「井上商会 INOUE カーボンはがしヘラ」です。
プリンターに付属してくるプラ製のスクレッパーよりも柔らかい感じですが、刃先が造形物の隙間にしっかりと入ってくれます。
色んなサイズがあるので造形物に合わせて選べますが、40ミリくらいを用意しておくと、大抵の造形物をプレートから剥がせます。
プレートから造形物が剥がれない時の対処法
3Dプリンターで造形後に、サポート材や造形物がプレートに密着し過ぎて剥がれない時は多々あります。
ドライヤーでプレートを温めたり、ハンマーで衝撃を与えたりする技もありますが、プレートにダメージがあるので最後の手段的な方法です。
そんな時は、スクレッパーの刃先を尖らせます。
100~200番くらいの粗目サンドペーパーでスクレッパーの先端がシャープになるように削ります。
オススメした「井上商会 INOUE カーボンはがしヘラ」以外にも樹脂製のヘラでも同じように作業ができます。
尖らせたスクレッパー(ヘラ)の先端を造形物とプレートに割り込ませていきます。
樹脂製のスクレッパーは、使用すると先端が摩耗してしまうので、プレートとの隙間に入り辛くなります。
少しでも先端が入れば、後は楔効果で楽に剥がれてくれることが多いです。
まとめ
「ELEGOO MARS 4 ULTRA」などの光造形式の3Dプリンターでビルドプレートから造形物が剥がれない時のオススメの方法について書きました。
プリンターには金属製と樹脂製のスクレッパーが付属してくる場合が多いですが、金属製はプレートにダメージを与えてしまう可能性があるので、樹脂製がおススメです。
また、プレートから造形物やサポート材のベースが剥がれなくなってしまった場合には、樹脂製スクレッパー(ヘラ)の先端を100~200番の紙やすりでシャープにします。
尖らせたスクレッパーをプレートと造形物の間に滑り込ませることで、楽に剥がせるようになります。
ELEGOO MARS 4 ULTRA のビルドプレートから造形物が剥がれなくて困っている人の参考になれば幸いです。
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