Windows11 のイベントビューアーに表示される[IOCTL GET_STATE はスマート カード リーダー ‘Sony FeliCa Port/PaSoRi 3.0 0’ で拒否されました: デバイスがコマンドを認識できません。。このエラーが解決しない場合は、スマート カードまたはリーダーが正常に機能していない可能性があります。]が追加される場合の対処法を備忘録的に投稿します。
[IOCTL GET_STATE]エラー
Windowsの調子が悪い時の原因を特定するのに役立つ[イベントビューアー]で見かけた[IOCTL GET_STATE]エラー。
IOCTL GET_STATE はスマート カード リーダー ‘Sony FeliCa Port/PaSoRi 3.0 0’ で拒否されました: デバイスがコマンドを認識できません。。このエラーが解決しない場合は、スマート カードまたはリーダーが正常に機能していない可能性があります。
コマンド ヘッダー: XX XX XX XX
ある時期を境に、私のWindows11では頻発するようになってきました。
[NFCポート自己診断]アプリ
私の使っている[PaSoRi(RC-S380/P)]には自己診断アプリが用意されているので、デバイス機器の診断ができます。
結果は、ご覧のように問題なし。
スマート カード スタックのレガシ機能
イベントの内容を調べてみると、公式ページに[スマート カード イベント]に解説がありました。
イベント ID | メッセージ | 説明 |
610 | スマート カード リーダー ‘%2’ 拒否 IOCTL %3: %1 このエラーが解決しない場合、スマート カードまたはリーダーが正しく機能していない可能性があります。%n%nCommand ヘッダー: %4 | リーダーは、示された IOCTL をスマート カードに正常に送信できません。 これはハードウェア障害を示しますが、このエラーは、操作の進行中にスマート カードまたはスマート カード リーダーがシステムから削除された場合にも発生する可能性があります。 %1 = Windows エラー コード %2 = スマート カード リーダーの名前 %3 = 送信された IOCTL %4 = スマート カードに送信されるコマンドの最初の 4 バイト これらのイベントは、スマート カード スタックのレガシ機能によって発生します。 スマート カードの使用シナリオで顕著な障害がない場合は無視できます。 また、eSIM がスマートカード コントローラーとして認識されている場合にも、このエラーが発生する可能性があります。 |
どうやらカードリーダーからの操作途中で、システムからカードやリーダーが削除された場合に発生するエラーでした。
さらに「これらのイベントは、スマート カード スタックのレガシ機能によって発生します。」と、過去のデバイスに実装されていた何らかの機能によっても発生するようです。
自己診断アプリでは正常にカード読み取りも出来たため、今回は「レガシ機能」が働いているようです。
少し気持ちが悪いですが、デバイスが動作しているのでイベントは無視してドライバーやWindows側の対応を待つのが最善策です。
まとめ
Windows11 のイベントビューアーに表示される[IOCTL GET_STATE はスマート カード リーダー ‘Sony FeliCa Port/PaSoRi 3.0 0’ で拒否されました: デバイスがコマンドを認識できません。。このエラーが解決しない場合は、スマート カードまたはリーダーが正常に機能していない可能性があります。]が追加される場合の対処法について書きました。
[イベント ID:610]としてイベントに追加される[IOCTL GET_STATE]エラーはカードリーダーからの操作途中で、システムからカードやリーダーが削除された場合に発生するエラーでした。
また、「これらのイベントは、スマート カード スタックのレガシ機能によって発生します。」と公式に記載があり、過去のデバイスに実装されていた何らかの機能によっても発生するようです。
Windows11でイベントビューアーに[IOCTL GET_STATE はスマート カード リーダー ‘Sony FeliCa Port/PaSoRi 3.0 0’ で拒否されました]が追加される人の参考になれば幸いです。
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