399ドルの価格に期待したSurface Goですが、日本マイクロソフトが発表した日本向けのモデルは、「Office Home & Business 2016」がバンドルされて、6万4800円。せっかくの低価格が飛んでしまう構成が発表されました。今回は、このOfficeのライセンスについて記事にします。
現行のOfficeライセンスモデル
エディションも加えると、一時期はかなり複雑化していたOfficeのライセンスですが、現状はかなり簡略化されています。
家庭向けOfficeライセンス(詳しくはマイクロソフト公式をご覧ください)
Office 365 Solo | Office Home & Business 2016 | Office Personal 2016 | |
ライセンス期間 | 1年間 | 永続 | 永続 |
含まれるOfficeアプリケーション | Word Excel PowerPoint OneNote Outlook Publisher Access |
Word Excel PowerPoint OneNote Outlook |
Word Excel Outlook |
含まれるサービス | OneDrive Skype |
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インストール数 | 同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC または Mac、2 台のタブレット、2 台のスマートフォン | 同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC | 同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC |
価格(税込) | 12,774円/年 | 37,584円 | 32,184円 |
バンドルは高いのか?
米国で販売された「Surface Go」のモデルは、こんな感じです。
スペック | 価格 | $1を110円で試算 |
4 GB RAM, 64 GB SSD | $399 | 43,890円 |
8 GB RAM, 128 GB SSD | $549 | 60,390円 |
で日本マイクロソフトさんが発表した日本版は、こんな感じです。
スペック | 価格(税抜) | 価格(税込) |
4 GB RAM, 64 GB SSD | 64,800円 | 69,984円 |
8 GB RAM, 128 GB SSD | 82,800円 | 89,424円 |
価格差を比較してみると
スペック | 米国(110円で換算) | 日本(税抜) |
4 GB RAM, 64 GB SSD | 43,890円 | 64,800円 |
8 GB RAM, 128 GB SSD | 60,390円 | 82,800円 |
4GB RAM/64GB SSDモデルで、20,910円、8GB RAM/128GB SSDモデルで、22,410円の差です。
Office Home & Business 2016の税抜価格が、34,800円なので、店頭で購入するより、13,890~12,390円お得ということになります。
やはり日本の店頭ではパソコンには、Officeがプレインストールされていないと売れないという現状が、この価格体系になってしまった感じを受けますが、あくまでパソコンを店頭で購入する世代の話。
ネットで購入する世代には、この追加投資は複雑な思いです。本当にOfficeが要らない人は、個人輸入するでしょうし、将来的にマイクロソフトストアでOfficeなしのSurface Goがラインナップされる可能性も大いにあります。
バンドル版Officeは使えるのか?
永続ライセンス版の「Office Home & Buiness 2016」は、次の点がサブスクリプション版のOfficeと異なります。
- プレインストールと同じ扱いなので、別PCへの転用ができない。(インストール数として「同一ユーザーが使用する 2 台の Windows PC」とあるので、Surface Go以外に1台はインストール可能)
- Macintoshでは利用できない。インストールできるのは、WindowsPCのみなので、利用できるのはWindows版のOffice2016です。
昔からですが、バンドル版のソフトの場合、価格を抑えて添付販売しているので条件として、インストールPC以外は利用できないという制限がついています。
今回のOfficeも、12000~13000円程度、価格差が発生しているので、他のPCへの転用も不可になっている可能性が高いです。
すでにOffice365を契約していて、2台インストールできるライセンスの2台目に「Surface Go」を考えている場合には、無駄な投資になってしまうので購入に躊躇してしまいますよね。
まとめ
Surface Goの米国での発表を見たときに、衝動買いができる価格だと思った方は多いと思います。私は、後日の日本でのモデル発表を見て萎えてしまいましたが
そのくらい、Officeのバンドルで価格が上がってしまったのは不満に感じてしまいましたが、日本での販売店などの関係や、過去の販売実績などから考えた結果と考えると、まぁ妥当な選択なのでしょう。
ポジティブに考えると、Office Home & Business 2016を店頭購入するよりは、かなりお値打ちな価格で手に入れられるので、2体目のPCに入れるつもりでの投資と考えることもできます。
Office 365を、すでに持っている場合には、どうしようもないですが、バンドルされているOfficeを、どう使いまわすかが、今回の「Surface Go」を購入するポイントになるのは間違いないです。
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