仮組み状態で放置していた「機動戦士ガンダム ユニコーン」に登場する機体「クシャトリヤ」の製作日記です。塗装前のサーフェイサーで表面処理をします。
サーフェイサー塗装
パーツにいきなり塗装するのもありですが、ランナーから切り離した時のゲート処理のヤスリ跡など、細かな傷がパーツには付いているので、サーフェイサーで下地処理をしておくと、塗装がキレイに仕上がります。
特にエアブラシで塗装する場合は、均一な塗面をつくるためにもサーフェイサーで表面処理が必要です。
今回は「ガイアノーツ サーフェイサー エヴォ ホワイト」を使いました。
ラッカー系の下地塗料です。特にクシャトリヤは塗る面積が広いですが、50mlの大瓶なら、余裕で塗ることができます。
ラッカー系を使う利点としては、アクリル系(アルコール溶剤)の塗料を上塗りで使っても、サーフェイサーがパーツに食いついてくれているため、剥がれ辛くなる効果があります。
塗装用持ち手は必須
エアブラシで塗装する場合には、持ち手(スティック)が必須です。とりあえず、パーツを成型色毎に分けて、持ち手に取り付けていきます。
全パーツに持ち手を取り付けた状態。机の上が密林のようになりました。
持ち手が付けられないような小さなパーツは両面テープを使って固定します。
ファンネルは、クリップで固定できなかったので、持ち手を反対向きにしてワイヤー部分に両面テープでパーツを固定しました。
サーフェイサー塗装
パーツ数が多くて、写真を撮るのを忘れるくらい長時間塗装していたので掲載する写真がありません(笑)
サーフェイサーは通常の塗料より粒子が小さいですが、エアブラシで塗装する場合には、希釈が必要です。専用のうすめ液を使って、1.5倍から2倍くらいに希釈して使います。
希釈が薄いと、下の写真のようにパーツの色が見えてしまって塗り重ねる必要がありますし、反対に濃いと、エアブラシが目詰まりを起こすので難しいです。
私の経験上、調色用のスティックで塗料を垂らした時に、塗料が球になってポタポタ落ちるくらいが上限です。
薄い塗料を濃くするのは難儀ですが、濃い塗料はエアブラシのカップでうすめ液を追加して調整することができるので(ちょっと乱暴ですが)ポタポタ落ちる程度に希釈して、最終的にエアブラシで吹いて決めています。
2時間くらいかけて、クシャトリアの緑色部分のサーフェイサー吹き付けが終わりました。
塗装中に部屋のホコリを巻き込んで、こんな感じで、表面に付いてしまうことがあります。
すぐに取りたくなってしまいますが、乾燥してからの方が取りやすいので慌てないで、そのまま放置しましょう。
乾いたら、手で擦れば取れる場合がほとんどです。取れない場合でも800~1500番の紙やすりで落とすことができます。
まとめ
下地処理した機体を仮組みしてみました。このまま上塗りしなくても、白いクシャトリヤでも結構カッコイイかもしれません。(笑)
全部のパーツを組み付けていませんが、組み付けている時にパーツを目にするので、塗残しや表面に付着したゴミを見つけることができるので、おススメです。
ヤスリやスジ彫りで付いた傷も見えなくなってますし、胸のエングレービング部分もキレイにサーフェイサーを吹き付けることができました。
塗装前提でキットを製作する場合には、サーフェイサーで下塗りをすると細かな傷や、工具跡などを目立たなくする効果もありますし、上塗りにアクリル系(水性)カラーを使う場合には、プライマー効果もあるのでお勧めな方法です。
次回は、塗分けのためのスジ彫りとエングレービング塗装をしていきます。
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