バンダイからリリースされている「HGジ・オ」の製作日記です。10年も前のキットですが、出来は最高の部類に入ります。
今回は、シャープペンシルを使ってスミ入れを行いました。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第一弾は「HG ジ・オ」を作り始めました。
シャーペンでスミ入れ
スミ入れと言えば、薄めたエナメル塗料をスジに沿って流し込んでいく作業を思い浮かべますが、これは光沢面で行います。ケースにもよりますが、今回のようにつや消し塗装をした状態のパーツに、流し込むと必ず失敗します(笑)
スミ入れは毛細管現象を利用してスジに沿って塗料を流し込んでいく作業です。光沢面に塗料を流し込んだ場合は、写真のようにパーツに施された凹部分(つまりスジ)に塗料が流れてくれます。
これに対して、つや消し塗装をした面は表面が凸凹があります。(つや消しの塗料は表面に凹凸ができるようになっている)ここに塗料を流し込むと、パーツのモールドよりも細かい、塗料の凹凸に流れてしまうので塗料が滲んでしまうような結果になります。
こんな時に役に立つのが「シャープペンシル」です。実際にスミ入れした写真を見てもらえば分かりますが、パーツに施されたモールドをなぞるだけでスミ入れをすることができます。十分ですよね。
プラモデル専用のスミ入れを行うシャープペンシルが販売されていますが、100円ショップでも入手できるシャーペンでも出来ます。但し0.5ミリなので、線の太さには妥協が必要になります。
0.5ミリ以下のシャープペンシルもあるので、より細いスミ入れをしたい場合には、0.3ミリなどの極細芯を使うとキレイに仕上がります。
私は0.2ミリの「ぺんてる オレンズ 0.2」を使っています。芯の方さはBを使っています。HBでも良いですが、より濃い線が引きたいのでBを使っています。
スジに沿ってなぞる
作業自体はパーツに施されてるモールド(スジ)にそってペンを走らせるだけなので簡単ですが、力加減にコツが要ります。ちなみに0.2ミリの芯を使えば、こんな細いモールドでもクッキリとしたスミ入れをすることができます。
「ぺんてる オレンズ 0.2」はペン先から芯を出さずに書くのですが、スミ入れ作業をする場合には、それでは出来ないので少し出してから書きます。つまり想定されていない使い方をするので、芯を出し過ぎるとポキポキ折れます(笑)
しばらくやっていると力加減と芯の出し具合が分かってくるので、折れる回数も減ってきます(笑)肩部分のモールドもこの通り、シャープにスミ入れすることができます。
太いモールドも、塗り絵をするようになぞれば簡単に塗り分けることができます。
はみ出してしまった場合には、消しゴムを使って修正することができます(力を入れ過ぎて塗料を剥がしてしまわないように注意)
0.2ミリの芯であれば、アンテナ部分の細い線もこの通り、キレイに作業することができます。筆や塗料皿を洗うこともないので、手軽に出来て簡単です。
拡大しないと分からないフェイスパーツのモールドも、この通りしっかり濃淡をつけることができます。
まとめ
今回は0.2ミリのシャープペンを使ってスミ入れ作業を行いました。スミ入れ作業と言うと、エナメル塗料を使って流し込む作業を思い浮かべますが、シャープペンシルを使うと手軽に行うことができます。
専用品を使わなくても、0.5ミリであれば、100円ショップでも手に入りますし、より細い線でスミ入れをしたい場合には、0.2~0.3ミリのシャーペンを使うとパーツのモールド(スジ)に沿ってなぞるだけで簡単にスミ入れ作業をすることができるのでおススメです。
筆や塗料皿を洗う手間もなく、さっと作業が出来るので無塗装で仕上げる場合でも使えますし、使わない時は文字を書くのにも使えるので1本あると便利です。
芯の硬さは、好みがありますがHBだと濃さがでないのでBを使っています。(2Bの方が濃い線が描けますが、折れやすくなるので作業性を考えてBを使っています)
次回は組立ての作業を行っていきます。
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