新しく購入した光造形3Dプリンター(ELEGOO MARS PRO)のテスト印刷をした時の感想です。
レジンの入れ過ぎ注意
テスト印刷の方法は付属のマニュアル(英文)に記載されているので詳しくは紹介しませんが、同梱されているUSBメモリー内にサンプルデータが入っているので、それを呼び出して印刷する流れになっています。
USBメモリーを挿入したらLCD画面の[PRINT]をタッチしてからサンプルデータを見つけます。今回はサンプルデータの「Rook.stl」を選択して印刷してみました。
レジンタンクの底面にある保護フィルム(赤いタグが貼り付けてあるフィルム)を剥がして本体に取り付け、レジンを入れます。
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サンプルデータの場合、そんなにレジンを消費しないので少しだけにしておいた方が良いです。印刷途中で一時停止もできますし、継ぎ足すこともできるので最初は少なくても大丈夫です。
印刷物を保持するプレートを入れると、液面がかなり上昇するので入れ過ぎ注意です。
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印刷途中でも一時停止(LCDの右側中段)が出来るので、奮発してレジンを入れ過ぎない方が印刷後の掃除もやりやすくなるので、最初はタンクの1/3~1/4くらい入れておけば大乗です。
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「Rook.stl」の場合、3~4時間くらいで印刷をすることができました。印刷後は余計なレジンを落とすため、しばらく放置しておきます。
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付属のスクレイパーで剥がしたら、洗浄用のアルコールで未硬化のレジンを除去します。100円ショップなどでガラス瓶などを準備しておくと便利です。
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仕上げにUVライトで2次効果をさせたら完成です。
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サンプルデータですが、細かなディティールが再現されています。
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結局Z軸合わせが非常に重要
条件出しが出来ていないためか、かなりの確率でプレートから造形物が脱落しました。最初からプレートに付かない訳ではなく、20~30層目くらいで脱落してしまいます。
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別記事で紹介しているZ軸調整で、少し緩めの設定をすることで脱落を防止することができました。
結局サンプルを出力するのに3回(1回で2本取りのサンプル)印刷をおこなうことでサンプルを出力することができました。
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Z軸合わせがキツイ(A4用紙が力を入れないと引き抜けない程度)ではなく、そこから0.2ミリぐらい上に移動させた、少し緩い場所でZ軸合わせをしたところサンプルを印刷することができました。
どうもZ軸合わせがキツイとレジンがタンクのフィルムに押し付けられてプレートから剥がれやすくなってしまうようです。
レジンタンクに対して、少し緩いくらいに調整した方が脱落するリスクを下げることができます。
まとめ
ELEGOO MARS PROのテスト印刷の流れを紹介しました。付属のUSBメモリーにサンプルデータが入っているので、CADなどで図面を用意することなく印刷を試してみることができます。
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今回のテスト印刷では、保持用のプレートへのレジンの食いつきが悪く、3回印刷して合計で5つの造形物が途中で脱落してしまいました。
Z軸合わせがキツイ(フィルムとの距離が近い)と、造形物がフィルムと圧着してしまいプレートから印刷途中で脱落してしまう可能性があるので、A4用紙を使って調整する際に少し緩めのZ軸の調整をすると、印刷結果の歩留まりが良くなるはずです。
ELEGOO MARS PRO に興味がある人の参考になれば幸いです。
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