光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、ムサイ改型ワルキューレを作っていきます。今回はディスプレイ用のネームプレートをエングレービング的に塗装していきます。
光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO
フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、どのくらいの再現ができるのか、練習材料にガンダム ORIGINで登場する「艦隊指揮艦ドズル専用 ムサイ改型ワルキューレ」を製作していきます。
前回までの作業は、別記事をご覧ください。
ネームプレートの塗装
今回は文字部分を盛り上げた形でプレートをデザインしているので、ネオジオンの袖付きモビルスーツの腕や胸の部分と同様にして塗装を剥がすやり方で塗り分けをしていきます。
以前にクシャトリアで行った塗り分け塗装の応用です。
今回使う塗料は、こんな感じ。
- ガイアノーツ GS-03 サーフェイサー エヴォ ブラック
- タミヤカラー アクリルミニ X-12 ゴールドリーフ
- ガイアノーツ EX-03 クリア
- タミヤ エナメル XF-1 フラットブラック
エアブラシで塗装するために適当なプラ板に造形したネームプレートを貼り付けて、黒色サーフェイサーで下地処理をします。今回は金色(ゴールド)と黒で塗り分けるので、ゴールドを映えさせるために、下地を黒色にしています。
十分にサフを乾燥させたら、塗り分け1色目のゴールド(金色)で塗装を行います。今回は、タミヤアクリル塗料のゴールドリーフ(X-12)で全体を塗りつぶしました。剥がす部分(今回は文字の上)に塗料が乗れば良いので、奥まで塗料が行き渡らなくても大丈夫です。
アクリル塗料を十分に乾燥させたら、ラッカー系のクリアで保護を行います。今回は最終的にエナメル系の薄め液を使うので、溶剤で侵されないラッカー系を使います。
クリア塗料を乾燥させたら、次はエナメル系のフラットブラックをエアブラシで重ねていきます。最終的に外枠と文字の上は綿棒で剥がしてしまうので、外枠と文字部分以外を重点的に塗装していきます。
エナメル系の塗料が乾燥(他のに比べて時間がかかります)したら、エナメル系の薄め液を綿棒に付けて金色にしたい部分のエナメル塗料を剥がしていきます。この時に他の部分に薄め液が付かないように注意します。万一薄め液が付着しても乾燥するまで放置すれば大丈夫です。
汚れた綿棒で作業すると、いつまでも終わらないので、キレイな部分に塗膜が付着するようにして作業をしていきます。
外枠と文字部分がキレイに金色が露出した完成。金属プレートのような質感になります。多少の剥がし忘れがあったり、黒い部分のムラがある方が金属的な質感になります。
まとめ
今回は、ディスプレイ用に造形したネームプレートの塗装を行いました。
溶剤の異なる2種類の塗料(今回はラッカー系とエナメル系)を使い、溶剤を使って1方の色を剥がすことで塗り分けを行いました。
筆塗りでは塗り分けが難しいような部分も、エアブラシと綿棒と薄め液があれば塗料の性質を使って手軽に塗り分けを行うことができます。
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次回は造形したプレートを塗装していきます。
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