ブックオフで見つけた、掘り出し物的な「EX MODEL SAKAMIS & MAGELLAN」キット。先回はマゼランの仮組みをしたので、今回は3Dプリンターで造形する大気圏離脱ブースターの設計をしていきます。
とりあえず仮設計
数々の失敗をして学んできましたが、いきなり全部設計より、キットの仮組みのように仮設計をしてから進める方が効率的です。今回の場合は、キットの機関部分とブースターを連結する部分がキモなので、その部分を仮造形してサイズを確認してから全体の設計をしていきます。
今回も無料で使える「DesignSparkMechanical」で設計を行いました。私が現物合わせで設計を行う手順を紹介します。
最初に合わせる部分の写真を方眼紙の上で撮影します。多少のズレは大丈夫なので、方眼紙のマス目が写るようにパーツの写真を撮ります。
撮影した写真データを「DesignSparkMechanical」のファイル挿入機能でデザイン画面に取り込み、背景の方眼部分と、設計画面の寸法を表示するマス目のサイズを合わせていきます。左下に表示される寸法表示も参考になります。
写真データとデザイン画面の寸法を一緒にしたら直線ツールなどを使って合わせる部分を設計していきます。
後は適当に他の部分を盛り付けて仮設計の終了。
サクッと造形
仮設計したデータをSTL形式に出力して、3Dプリンターで使うスライスデータを作成して造形を開始。
こんな感じで、仮設計した造形物が完成。
緊張の現物合わせ。どこを間違えたのか、少し大きすぎました。
3Dプリンターの良い所は、データさえ保存しておけばサイズ変更は超簡単にできます。造形したパーツを採寸して、縮尺率を算出すれば簡単に修正することができます。
私の場合は、縮尺率を正確に設定したら、今度はキチキチで入らなくなってしまったので、0.5%くらいは余裕を出して算出する方が良さそうです。この辺りはトライアンドエラーが必要な部分かもしれません。
まとめ
今回は「EX MODEL SALAMIS & MAGELLAN」キットのマゼランの船体に現物合わせでブースターロケットの基部を仮設計してパーツのサイズ感を確認しました。
サラミス同様に大気圏離脱ブースターを設計する際に現物合わせの採寸元になるので、この部分のサイズを正確に出しておくことで、後で修正する部分が少なくて済み、効率的に作業を進めることができます。
造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)
次回はEX マゼランの大気圏離脱ブースターの設計を開始していきます。
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