ブックオフで見つけた、掘り出し物的な「EX MODEL SAKAMIS & MAGELLAN」キット。先回はマゼランの仮組みをしたので、今回は3Dプリンターで造形する大気圏離脱ブースターの2段目の造形をしていきます。
資料を参考にひたすら設計
MS IGLOOやORIGINの資料を眺めながら「DesignSparkMechanical」で、ひたすら設計をしていきます。マゼランの機関部分と直接触れる部分はサイズ確認ができているので、後は、そこに円柱やノズル形状を盛っていきます。
最終的に造形データにしたのが、こんな感じ。
サイズが大きいの何回かに分けて造形していきます。
まずはロケット部分を造形。
サラミスと違って、直径1センチくらいのノズルになるので、内部に細かなモールドを追加することができました。オレンジ色や赤色で彩色すると良い感じになりそうな雰囲気です。
サポート材をカットして、表面を紙やすりで慣らしたらパーツの完成です。
2回目は、ロケットを支える部材を造形。
パーツ自体が大きいので、表面に入れたスジ彫り的なモールドも結構、再現できていたのでご機嫌です。
感光面に水平のスリット
表面にスリットが並んだ部分が上手く造形できないようで、デザインを変更して3回造形しましたが、いずれもスリットに硬化したレジンが詰まってしまい、見栄えが悪い状態で出力されてしまいます。
おそらく、造形する過程で表面張力で、スリットの中に同じレジンが溜ってしまい、何度も同じレジンを紫外線が照射されてしまうので、スリット内で予期せぬ効果が起こっていると推察されます。
造形する構造上、この形では造形が難しいので、パーツを分割してスリットが縦になるように配置して再印刷をする予定です。
まとめ
今回は「EX MODEL SALAMIS & MAGELLAN」キットのマゼランの船体に現物合わせでブースターロケットのパーツを造形しました。
サラミスと違って大型パーツになるので、細かなモールドを入れることができ、スジ彫りのようなスリットを入れて造形することができました。
造形面(紫外線が照射される面)に平行で細かなスリットを入れる場合には、樹脂が表面張力で滞留してしまい、その結果、スリット内で硬化してモールドが潰れてしまうことになるので、造形面と並行にスリット形状(樹脂がモールド内で滞留してしまうような形状)を追加する場合には、別パーツにするか、樹脂を逃がす工夫が必要になることが分かりました。
造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)
次回はEX マゼランの大気圏離脱ブースターの設計を開始していきます。
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