ブックオフで見つけた、掘り出し物的な「EX MODEL SAKAMIS & MAGELLAN」キット。先回、3D CADでブースターロケットの設計デザインしたデータで、今回は造形をしていきます。
難易度が高かったトラス構造モールド
先回、なんとか3D CADでデザインできたトラス構造のモールド、かなり苦労しました。詳細について興味があれば、別記事をご覧ください。
とりあえずテスト造形
サポート材の場所とか、デザイン通りに造形できるのかを試すために、とりあえずデータを並べて造形をしていきます。
ブースターロケットで、一番量産する円柱状のパーツをサポート材の場所を変えながら一番キレイに造形できるのを探します。合計で30個くらい印刷するので、なるべく歩留まりを良くするために最適なサポート材の配置を試してみました。
なるべく軽量化と材料を削減するために内部の肉抜きした結果、ミニ四駆のホイールのようになりました。
他のパーツも一通り造形。今回は脱落や曲がりも少なくて、優秀な設計ができました。
1つミスしたのは、ノズルを取り付けるプレートのディテイールを追加したのですが、モールドが近すぎて、溝に樹脂が溜ってしまい硬化してしまったので、少しデザインを変更して、ディティール部分の突起を少し離すように修正を加えました。
プレート自体は、他のパーツへ組付ける時のクリアランスも十分でサイズ的にはバッチリでした。
中央のモールドが大きくデザインしてしまったため、ノズルを取り付けると斜めになってしまうので、このデザインは不採用で新しく書き直します。
各パーツには中央に6ミリの穴を開けてあるので、アルミパイプを通して一直線に並ぶようにガイドになるように工夫してあります。ツイストポテトのように見えますが、マゼランの大気圏離脱ブースターです。
隙間なく並べると、こんな感じ。苦労して設計したトラス構造もキチンと造形できています。
下から見ると、こんな感じ。このモールドをもう少し細く仕上げれば完璧でした。
ノズルを取り付けると、外に開いてしまうんですよね。オシイ…
まとめ
今回は「EX MODEL SALAMIS & MAGELLAN」キットのマゼラン用に造形した大気圏離脱ブースターロケットの1段目のロケット部分の造形を行いました。
いきなり量産するまえに、気になる部分のパーツをテスト的に造形して、サポート材の配置やパーツ自体のデザインを確認することで、失敗作を量産するリスクを減らすことができます。
3D CADの画面で完璧と思えたデザインでも、造形してみると予想もしない箇所で矛盾が起きる可能性があるので、複数個造形するパーツがある場合には、テスト造形は重要な工程です。
造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)
次回はEX マゼランの大気圏離脱ブースターの1段目のロケットを設計していきます。
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