2×4や1×4材を壁側に設置できる「ディアウォール」や「ラブリコ」のような突っ張りを3Dプリンターで自作できたので、やり方を投稿します。
短尺や細い材料であれば自作でも十分
壁に穴を開けずに棚などを設置できる「ディアウォール」や「ラブリコ」のような製品が販売されていますが、数を揃えると結構な値段になります。
そこで、3Dプリンターで同じようなモデルを作って設置してみました。
ただし、3Dプリンターで造形できるモデルはプラスチックが積層されるので、射出成型などと比べて強度は低い状態なので、応力がかかる場所には向きません。
床と天井を2メートルを超える、重い2×4材で設置するような場合には、造形物が破壊されてしまう可能性があります。
しかし短い部分や応力が掛からない突っ張り棒でも構わないような場所であれば3Dプリンターで造形したパーツでも十分実用に耐えてくれました。
単純なデザインで設計
あまり手間を掛けたくないので、シンプルな形状で設計をしました。
1×4材の場合は、板の周囲に1.5ミリくらいの壁ができるようにします。高さは20ミリ以上あれば十分です。
板厚があまりないのでM8のボルトとナットで支えるようにボルトが入る六角形の穴を開けます。M8だと辺の間が約12ミリくらいです。
試作造形
デザインができたら、早速造形。
単純な形状なので、特に問題なく試作品が完成。
こんな感じで、M8ナットが入るようになります。
40ミリくらいでカットした1×4材に被せるようにして使います。
実際に使ってみた
1×4材を使う長さから20~30ミリ短いサイズになるようにカットします。
例えば、使う場所が50センチの場合は、ボルトを通す側の4センチと造形物を被せる43センチの長さを用意します。
他に用意する材料は、40ミリ長のM8ボルトとナット、ワッシャーを2つずつ。
4センチにカットした側の1×4材は、こんな感じでボルトが入るように8~10ミリの穴を20ミリくらいの深さで開けておきます。
ナットを先にハメてから、ワッシャーで支えるように立てます。この状態でナットを回すことでボルトが上下して長さ調整ができるようになります。
1×4材が触れる部分は、すべり止めシートを両面テープで貼りました。
3Dプリンターで造形したパーツを被せて、出来上がり。
こんな感じで、ラブリコのような感じで支えることができました。
まとめ
今回は、1×4材で使えるラブリコのような突っ張りモデルを3Dプリンターで自作してみました。
造形物の強度的に、応力が加わる場所では使えないですが、突っ張り棒が使えるような場所であれば、汎用的なボルトとナットで支えることができました。
3Dプリンターでラブリコのような突っ張りを自作したい人の参考になれば幸いです。
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