ゲーム開発を試してみようと思い立ち、Unreal Engine 5をインストールして開発する過程で調べてみた部分を備忘録的に投稿します。今回は[サードパーソン]プロジェクトのキャラクターにマウスクリックなどでアクションを追加する方法です。
キャラクターのスケルタルメッシュを変更
UnrealEngineのマーケットプレイスで提供されているコンテンツでゲーム内のキャラクターを手軽に変更することができます。
今回、利用しているキャラクター[Paragon: Khaimera]をサンプルとして公開されています。
Unreal Engine 5でマーケットのコンテンツをプロジェクトに追加する方法については、別記事をご覧ください。
当たり判定の編集
ゲームをする上で重要なのが当たり安定です。
シューティングゲームで打ち出された弾が敵キャラに衝突した状態、アクションゲームでは相手の部位に接触した状態などで「当たり判定」とよばれる条件が発生します。
Unreal Engine内では[コリジョン]と呼ばれる設定をキャラクターなどの「アセット」の重なった状態を「当たり判定」として用いています。
先回[Paragon: Khaimera]に変更したキャラクターで説明すると、ステージ上のキューブに向かってキャラクターを接触させると動きます。
しかし、武器などを振り回して接触してもすり抜けてしまいます。
これは武器の部分に「当たり判定」が無い(つまり[コリジョン]設定がされていない)状態が原因です。
コリジョンを設定するには具体的には次の手順で編集します。
1. [Unreal Editor]の[コンテンツ ドロワー]で[ThirdPerson|Blueprints]フォルダー内の[BP_ThirdPersonCharacter]を開きます。
2. [コンポーネント]画面で[BP_ThirdPersonCharacter|Capsule Component|Mesh(Character)]を選択します。
3. [詳細]画面の[コリジョンプリセット]のプルダウンリストを開きます。
3. 表示された一覧から[PhysicsAction]を選択します。
3. [コンパイル]してプロジェクトを保存します。
実行された画面でキューブなどの前でマウスをクリックして攻撃すると、キューブへの当たり判定が変更されて空振りせずに吹き飛ばせます。
Unreal Engineには当たり判定を手軽に実装できる[コリジョン]が用意されています。
また、利用する設定値には汎用的なプリセットとして[コリジョンプリセット]が用意されているので、簡単に当たり判定の変更が可能になっています。
まとめ
今回は、Unreal Engineを利用したゲーム開発をする際に登場するキャラクターのアクションに当たり判定を追加する手順を書きました。
ゲーム開発と聞くと、かなり専門的で難しそうな感じですが、Unreal Engineの場合にはキーボードやマウスの入力アクションの他に、「当たり判定」として利用する「コリジョンを編集することで簡単に実装ができました。
Unreal Engineのゲーム開発でキャラクターの当たり判定を編集したい人の参考になれば幸いです。
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