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3Dプリント 閃光のハサウェイ CARGO PISA(カーゴ・ピサ)製作日誌(76日目)貨物室壁面のデザインと造形

中断していた貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作を続けていきます。今回はΞ(クスィー)ガンダム格納されていた貨物室の壁面部分の再デザインと試作造形をしました。

貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)

映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。

映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。

閃光のハサウェイ」からの引用

今回は、この巨大な筒形状モデルの内部でクスィーガンダムが格納されている部分のパーツや、関連するブースター部分の再設計を行いました。

今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。

造形方向とパーツの反り

先回までの作業内容は別記事をご覧ください。

今回再造形するのは、この部分。貨物室を覆うように設置されている壁のようなパーツです。

パーツを3分割してトラス構造をデザインしたパーツに両側から挟み込むように曲面パーツを取り付けるように設計しました。

とりあえず外側のパーツから造形していきます。

素直に垂直に立てた方向で、最初の造形。

楽勝と思えましたが、造形時に上下方向の引っ張り応力を受け続けるので、パーツが途中で曲がってしまいました。

仕方が無いので、いつものようにアングル(約30度)を設定して2回目の造形。

こんな感じで倒すと、引っ張りの応力が分散されて造形物が曲がり難くなります。

デメリットとしてサポート材を大量に追加するので、造形で使うレジンの量も増します。

多少は改善されましたが、パーツとして使うにはNGの結果でした。

造形時の応力に真っ向勝負できるようにアングルを90度に変更して3度目の試作。

高さ方向へのパーツの反りは改善できましたが、別方向の反りが発生して今回も失敗。

色々考えて、一度に硬化する面積が少なくなるようにパーツの角度を考えて、斜めに配置して4度目の試作。

この配置だと高さが必要になるので、造形時間は長時間になりますが、パーツの反りには代えられないので約4時間待ちました。

一見、上手く出来た感触があったのですが、プレート側に近い部分に、多少の反りが発生。長めに造形して、最後に削るという方法もありますが、もう少し条件出しが必要なようです。

今日の作業はここまで。

まとめ

今回は、リニューアルしたカーゴ・ピサの貨物室の壁面パーツの造形を行いました。

最終的に20センチ近くになる貨物室の周囲を覆うパーツなのでなるべく軽量で頑丈になるように設計しました。

しかし、光造形式のプリンターで大型パーツを造形する場合、プレートが上下動する際の引っ張り応力でレジンが曲がってしまうことがあるので、変形や反りが抑えられるように配置やサポート材に工夫が必要になります。

何度が条件出しが必要になりますが、今回は納得のいく造形ができませんでした。

造形した作品はインスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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