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Wi-Fi中継機ハイパワーモデル WEX-733DHP レビュー

「Wi-Fiエリアを拡大する!」ってことで無線中継機「WEX-733DHP」を購入してみました。使いだして、二週間くらい経過したので記事にしてみます。

まず、購入したきっかけを

私の家は戸建て(軽量鉄骨)で光回線を引いてある部屋に無線ルーター(CG-WGR1200)があります。その部屋とはドア2枚と廊下を挟んで別の部屋に、テレビとBRレコーダーがあり、今までは11n/g/bで接続していました。

無線ルーターの設置した部屋では、無線強度は最高を示しますが、別の部屋では一段階下を示します。

接続の時にはSSIDも表示されて問題ないのですが、ルーターのある部屋でBRレコーダーをDLNAサーバーとして録画した番組を見る際に、たまに映像が途切れてしまったり、DNLAサーバーが見えなくなってしまうことがあり、その改善として購入してみました。

先に結論を書きますが、実際の速度計測をすると11n/g/bでは改善された結果になりDNLAでの視聴も安定したので中継機としては買って良かったと思いますが、この手の機器をマニュアル設定で接続できない場合には接続するルーターが同じメーカー(AirStationシリーズ)でない限りはお勧めしません。

また、11acが866Mbpsのルーターや無線親機を使っている場合には433Mbpsなので速度が上がることは無いので注意が必要です。

購入したのは発売日前だったのでAmazonで購入しました。

【外箱】

wex-733dhp-box

WEX-733DHP 11ac 433Mbps、11n/g/b 300Mbps、WPS対応の表示があります。

中身は、本体と設置・初期設定ガイドと初期設定の内容が記載されているセットアップカードのみでシンプルです。

詳細なマニュアルはホームページからPDFでダウンロードできます。

【外観】

wex-733dhp-overview

比較用にフリスクを入れてみました。右側の丸ボタンはWPS用で、左側の4種類のアイコン左にはインジケーターランプ(緑)が点灯します。

【外観(横)】

wex-733dhp-sideview

電源コンセントは直付けで、2穴タイプで上側に干渉しない程度の位置になっています。上が初期化用の[RESET]穴で、下が周波数帯切替用のスイッチです。

【外観(裏)】

wex-733dhp-backview

裏には初期化時の設定値が印刷されています。MACアドレスやシリアル番号が記載されています(写真は消してあります)。

【設定手順】

  1. まずは、本体をコンセントに差し込みます。
  2. しばらくすると、正面左の一番上のインジケーターが点滅します。
  3. 点滅したら、正面右上の[WPS]ボタンを押します。
  4. ルーター側のボタンを押して接続完了です。

と説明書には書いてあるのですが、当初の期待通り接続できません。(笑)スマートフォンを持っている場合は、サポートに電話するよりも手動で接続した方が早いです。

手動で接続する方法

  1. 接続用のIPアドレスを確認(本体裏またはセットアップカードに記載)します。
  2. 本体をコンセントに差し込みます。
    (すでに差し込んでいる場合には一旦抜いて、再度差し込む)
  3. しばらくすると、正面のインジケーターが点滅します。
  4. スマートフォンのWi-Fi設定で、アクセスポイント[!Setup-G-****]を見つけて接続します。
  5. ブラウザを起動して、接続用のIPアドレスをURLに入力します。
  6. アクセスポイント用のログイン画面が表示されたら、接続用のIDとパスワード(本体裏またはセットアップカードに記載)を入力します。
  7. ログインできたら、[無線機器を選択してつなぐ]を選択して表示された画面で既存のアクセスポイントを指定して接続します。
    wex-733dhp-web-setting
  8. 接続後、本体が再起動します。IPアドレスの取得がDHCPなどになっている場合にはブラウザの表示ができない状態になりますが、本体のインジケーターの点滅が点灯に変わったら、接続できています。

後は、無線機器を接続することになります。SSIDは引き継がれるので親機のSSIDで接続した場合、中継機なのか親機なのか判別できなくなりますが、中継機用のSSID(初期値はExtender-A/G-****)がアクセスポイントとして追加されるので、こちらを使って中継機を指定して接続することができます。

気になる接続速度ですが、[RBB SPEED TEST]アプリを使ってスマートフォンで計測をしてみました。

wex-733dhp-speed-test

三回計測した平均値

接続 ルーターと同じ部屋 ルーターと離れた部屋で中継機に接続
11n/g/b PING:13.0ms
下り:20.8Mbps
上り:40.1Mbps
電波強度:-46.0dBm
PING:15.7ms
下り:74.9Mbps
上り:28.2Mbps
電波強度:-55.0dBm
11ac PING:13.3ms
下り:26.0Mbps
上り:92.1Mbps
電波強度:-47.7dBm
PING:15.0ms
下り:14.2Mbps
上り:70.1Mbps
電波強度:-70.3dBm

11n/g/b接続の場合、中継機での測定は電波強度は強くなり、下り(ダウンロードスピード)はかなり改善されました。11ac接続の場合には、中継機が433Mbpsなので速度は落ちてしまっていることが分かります。

結果として親機の仕様にもよりますが、中継機として電波強度が強くなりダウンロード速度も速くなるためDNLAのようなダウンロードのデータ転送に重きを置く場合には、改善策として使える機器だと思いました。

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