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下塗りですべてが決まるゴールド塗装 1/144 HG UNICORN GUNDAM 03 PHENEX (2)

ゲート処理をしたパーツを塗り始めた先回はサイコフレーム部分を塗装しました。今回はメインの金色部分の塗装を行っていきます。ゴールドは、各メーカーから様々な塗料がリリースされてますし、塗り方によって見え方が変わるのでイメージ通りに塗るのが難しい部類の色です。

ユニコーン・ガンダムとは

テレビアニメ化されたガンダムシリーズ「機動戦士ガンダムUC」に登場する白色の1号機、黒色の2号機。ニュータイプ向けのサイコフレームが採用された機体で、本編では登場しない3号機が、MSV的なアウトサイドストーリーとして「機動戦士ガンダム ナラティブ」に登場します。

私も 「ユニコーンガンダム」はOVAをリアルタイムで見ていて大好きなガンダムシリーズの1つです。1号機2号機もちろん作りました。

ジオン、ネオジオンの曲線とは対比される直線を活かした機体には、どことなく軍用的なイメージが湧きたちます。

ということで、3号機の金色塗りを始めていきます。

ガイヤノーツ「パールゴールド」

ゴールド系の塗料は、各メーカーから様々な種類がリリースされていて、塗り方によっても見え方が全然変わる部類の色なので、頭で描いたイメージ通りに発色してくれません。

大抵は、途中で脳内イメージを変更するか後処理で修正をおこなっていくことになります。(経験談)

塗装が面倒な人のために、限定のメッキ仕様もリリースされてます(笑)

今回は、ガイヤノーツさんの「パールゴールド」を使いました。若干赤色に調色された金色です。

それから、メタリックカラーの場合、標準色と比較して隠蔽力が低いので重ね塗りをする必要があります。今回は2~3回エアブラシによる塗装を行いました。

フェネクスの場合、アームド・アーマーDEを含めて塗装する面積がかなり広いので、用意した15mlを使い切るくらいの量が必要になります。 

すべては下塗りで決まります

メッキ的なキラキラゴールドではなく金属的なゴールドをイメージしているので、下塗りは黒を選択しています。黄色っぽいゴールドの場合は白で下塗りをおススメします。

いきなりゴールド塗装はせずに、ゲート処理(ヤスリ傷)も含めてサーフェイサーを塗ります。塗料の載りや発色も含めてサーフェイサーを塗る手間はあった方が綺麗に仕上がります。

ゴールドパーツを一気にサーフェイサーでブラックに塗りました。ガイヤノーツさんの黒サフは艶消し黒でも使えそうな黒で、エアブラシで使っても隠蔽力が強くて早く塗ることが出来るのでお勧めです。

先回仕上げたサイコフレームのパーツで塗分けが必要な部品もあるんですが、こんな時にもサーフェイサーが使えます。

マスキングテープでガイド(筆塗りなので、マスキング的な意味合いではなく)を付けて

サーフェイサーを筆塗りします。その後にゴールド塗料を筆塗りすると直接クリアパーツに塗るよりも、金色が映えます。

クリアパーツのランナーで試してみると、こんなに違います。

左から「サーフェイサー黒のみ」、「サーフェイサー黒+ゴールド」、「ゴールドのみ」で筆塗りした見本です。

ゴールド塗料を三倍くらいに希釈して、下塗りしたパーツに吹き付けていきます。ゴールド塗装のコツは、1回で仕上げようとしないで何度も塗り重ねることです。

1回目の塗装をした直後です。ライトで照らされたパーツは金色に光りますが、まだまだ黒い感じを受けますよね。

かなり金属的な光沢になっています。

2回目の塗装をした直後です。ライトで照らされたパーツは同じ輝きですが、ほかのパーツも少し黄味が出てきました。

近くで見ても、金のインゴット的な雰囲気が出てきました。

3回目の塗装は、クリア塗料を追加して表面を滑らかにします。すると塗膜に艶が出るのでライトで照らされた時に、明暗が出来てより発色が映えるように仕上がります。

アンテナブレードもこの通り。かなり金属的なゴールドで塗ることが出来ました。

塗装が面倒な人のために、限定のメッキ仕様もリリースされてます。

メッキパーツは塗装の手間が無い分、ゲート処理が大変ですけれど(笑) 

まとめ

ゴールド塗装は、塗り方によってかなり雰囲気が変わります。「金」と一言で表される色ですが、塗料の選択、下塗り、吹き付けの距離などの工夫で、様々な金色に発色する色です。

今回は、金属的な「金」に挑戦してみました。フェネクスの金塗装の躊躇している方への参考になれば幸いです。

次回は、関節部分の塗装を追加していく予定です。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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