仮組み状態で放置していた「機動戦士ガンダム ユニコーン」に登場する機体「クシャトリヤ」の製作日記です。今回は、サイコミュ兵器「ファンネル」の塗分けをやっていきます。
マスキングテープ
塗分けを行う時の必需品である「マスキングテープ」。ホームセンターでも低価格な商品が売っていますが、日曜大工用なので粘着力が強すぎるのでプラモデルには不向きです。
パーツの仮組みや、一時的な固定には使えますが、糊が残ってしまったり剥がす時に塗膜を持って行ってしまいます。
せっかくエアブラシでキレイに塗ったパーツに悲劇が訪れないように、専用のマスキングテープを使った方が良いです。
私は10ミリ幅のテープを一番使います。
サーフェイサーを残して塗分け
塗分けに白い部分があれば、下地(サーフェイサー)も使って塗分けするのも一考です。
最初から白や黒で、塗分けするつもりであれば、塗分けのために塗装する回数を減らすことができます。
今回は、ファンネルにも白い部分を作りたかったので白色のサーフェイサーで下地処理をしています。
調色
ファンネル部分はキットの説明書だと本体色と同じなので調色は、こんな感じになります。
- ホワイト[75%]
- 濃緑色(1)[20%]
- オレンジイエロ[5%]
今回は、少し軍用色の強い機体にしたかったので設定よりも暗いトーンで直色をしてみました。
- フラットホワイト[70%]
- 濃緑色(1)[15%]
- フラットイエロー[10%]
- フラットグリーン[5%]
クシャトリヤの場合、塗面積が広いので塗料を調色する場合は量が必要になります。後から同じ色を調色することは無理に等しいので、予備も含めて量を作っておく必要があります。
調整を繰り返していると途中で引き返せなくなるので、塗料皿に適当に計量(スパチュラで何杯レベル)してレシピをメモしておいて、後から塗料ビンで量産するという工程で調色すると、塗料を無駄が減ります。
マスキングテープの貼り付け
いよいよメインのマスキングです。サーフェイサーで下地処理したパーツにデザインナイフで2ミリ幅で切り分けたテープを巻いていきます。
全部で24個あるので、後は忍耐力との勝負です。
写真を撮るのを忘れましたが、ファンネル下側の段落ち部分もマスキング(こちらは5ミリ幅くらいに切り分け)でテープを巻きました。
プラモデル用のマスキングテープの粘着力は弱いので、曲げた状態で長くは保持できません。1日以上放置していると勝手に剥がれてきてしまうので、巻いたら、すぐに塗装に入ります。
アクリル系の場合は、そんなに心配は要りませんが、ラッカー系など強い溶剤を使っている塗料の場合は、大量に吹き付けるとマスキングテープの糊まで溶かしてしまい、塗料がテープ内に入り込み失敗します。
「なるべく少量吹き付けて、乾燥させる」を繰り返します。焦らず時間をかけて行うことがキレイに仕上げるコツです。
テープ剥がして完成
一番緊張する瞬間ですが、マスキングテープを剥がしていきます。剥がし方にコツは無いですが、ピンセットを使ってパーツに傷をつけないように慎重にテープを持ち上げていきます。
塗料の浸入もなくキレイに塗り分けをすることが出来ました。
キレイな白色に発色してくれるサーフェイサーはガイアノーツの「ガイアノーツ GS-02 サーフェイサー エヴォ ホワイト」を使っています。
まとめ
アニメの設定や説明書の塗装見本では本体色と同色で塗りつぶしで指定されていますが、細かな部分の塗分けると作品の見栄えが変わります。
特に濃色系のカラーリングの機体の末端部分に、目立つ配色を少しだけアクセント的に入れることで情報量が増します。
下地を活かした塗分けをすると、塗装する手間が減りマスキングテープをはる作業だけで、ディティールアップをすることができるのでおススメな方法です。
次回は、本体の塗装をしていきます。
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