ようやく第3世代Ryzenの自作パソコンを組み立てる企画をしたのですが、肝心のCPUがまだ入手できてません。入手困難過ぎて、いつまでたっても製作ができなくなりそうなので、代替えCPUの検討を記事にします。
まさに絶滅危惧種
全世界的に、供給が追い付いていないようで、Amazonでは、1~3カ月無いの発送になってます。ネットショップの前に店頭販売が優先されるので、3900Xなどの上位機種をポチることは不可能に近い。
限定品でもないのに、入手が困難なCPUに仕上がってきたみたいです。AMDファンとしては、嬉しいの極み(笑)
しばらく時間を置けば、値段と共に入手困難度も下がっていきますが、他のパーツも既に準備してしまっているので、それまでの間の代打を探してみることにしました。
AMD Ryzen 仕様
AMD公式ページから、C/T(コア/スレッド)、クロック数(ブースト/基本)、消費電力(TDP)、製造プロセス(CMOS)、最大メモリクロックをプロットすると、こんな感じになります。
GPU付きのモデルもあるので、実際にはまだありますが、筆者はGPUは外付け派なので、今回は割愛します。
C/T | クロック | TDP | CMOS | 最大メモリ クロック | |
3950X | 16/32 | 4.7/3.5 | 105 | 7 | 3200 |
3900X | 12/24 | 4.6/3.8 | 105 | 7 | 3200 |
3800X | 8/16 | 4.5/3.9 | 105 | 7 | 3200 |
3700X | 8/16 | 4.4/3.6 | 65 | 7 | 3200 |
2700X | 8/16 | 4.3/3.7 | 105 | 12 | 2933 |
2700 | 8/16 | 4.1/3.2 | 65 | 12 | 2933 |
2700E | 8/16 | 4.0/2.8 | 45 | 12 | 2677 |
1800X | 8/16 | 4.0/3.6 | 95 | 14 | 2677 |
3600X | 6/12 | 4.4/3.8 | 95 | 7 | 3200 |
3600 | 6/12 | 4.2/3.6 | 65 | 7 | 3200 |
2600X | 6/12 | 4.2/3.6 | 95 | 12 | 2933 |
2600 | 6/12 | 3.9/3.4 | 65 | 12 | 2933 |
2600E | 6/12 | 4.0/3.1 | 45 | 12 | 2677 |
2500X | 4/8 | 4.0/3.6 | 65 | 12 | 2933 |
1600X | 6/12 | 4.0/3.6 | 95 | 14 | 2677 |
1600 | 6/12 | 3.6/3.2 | 65 | 14 | 2677 |
1500X | 4/8 | 3.7/3.5 | 65 | 14 | 2677 |
1400 | 4/8 | 3.4/3.2 | 65 | 14 | 2677 |
こうやって並べてみると、3800Xのベースクロックの高さが目立ちます。コア数が違うので、性能への影響はわかりませんが、ベースクロックが3.9GHzで回せるのは、現在のところ過去の機種も含めて3800Xのみ。
未発売の最上位機種の3950Xでも3.5GHzになっています。
AMDの場合、同じダイから取れるプロセッサーの選別して機種に振り分けているのが通例なので、今回も3800Xと3700X、3600Xと3600は同じ物と予想が付きます。
オーバークロックへの余力があるのが、3800Xと3600Xで、余力が無いのが3700Xと3600に回されていると推察できます。
コア数を考えると、3600X/3600を2枚貼り合わせたのが3900Xで、3800X/3700Xを2枚貼り合わせたのが3950Xかもしれません。そう考えると、3800Xの供給が遅れたので、3950Xが遅れる状況も符号します。
3800Xか2700Xか3600X
3950Xが登場していない状況で、3900Xの代替え候補を考えると、3800Xか2700X、3600Xになりました。
C/T | クロック | TDP | CMOS | 最大メモリ クロック | |
3900X | 12/24 | 4.6/3.8 | 105 | 7 | 3200 |
3800X | 8/16 | 4.5/3.9 | 105 | 7 | 3200 |
2700X | 8/16 | 4.3/3.7 | 105 | 12 | 2933 |
3600X | 6/12 | 4.4/3.8 | 95 | 7 | 3200 |
今回の3000シリーズは新しく7nmのプロセスで製造されているので、同じクロック数で動作しても性能は変わります。逆に集積度が高くなっているので、同じ電圧を加えても発熱量は高い傾向になるはずです。
また、メモリクロック数も3200GHzまで対応できるようになっているので、2700Xを代替えとして考えるのは、ちょっと目新しさが落ちてしまいます。
3600Xは、TDPも低く製造プロセスやメモリクロック数も3900と同じでコア数だけが異なります。エンコード処理をメインで考えている場合は、この部分で少し落ちてしまう結果になります。
3800Xは、クロック数は3900Xに匹敵していますし、余力があるコアが選別されているので、オーバークロック次第では、3900Xを凌駕する結果になるかもしれません。
また、価格的にメインストリームの3700Xより7000円~8000円高いので購入するライバルが少ないというメリットがあります。
まとめ
現状、2700Xと3600Xはネットでも店頭でも在庫が少量あるようなので、Amazonで3800Xを購入をしています。(発送時までキャンセルができるらしい)
3900Xと3700Xは、欲しい人が大量発生中なので、次回入荷があっても瞬殺されてしまう勢いだと思っているので、コスト高な3800Xをあえてポチってみました。
次回入荷時の取り合いに負けた場合は、諦めて3600Xになる形で考えています。
AMD Ryzen 3900Xや3700Xで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
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