私がガンプラ作成で使っているスジボリ(すじ彫り)ツールを紹介してみます。最近のガンプラは、細かなモールドが施されているモデルが多いですが、やっぱり簡単でディテールアップができる、スジ彫りは挑戦してみると楽しいですよ。
スジ彫り
プラモデルのパーツ表面に線状の凹みを施して、塗料を入れることで表面のディテールアップを行う方法で、戦闘機や船舶モデルなどの合板状の表面を再現するような場合に用いることが多いです。
ガンプラなど実際に存在しない設定でも、表面に情報を追加することで出来上がりをカッコ良くすることができます。
Googleで検索などすれば、専用ツールも販売されていますが、要はプラスチックの表面に傷を付けることが出来れば良いので、日用品や大工道具でも代用することができます。
カッター(デザインナイフ)
傷を付ける道具で、真っ先に頭に浮かぶのがカッターです。その他にデザインナイフなどでも代用できます。
メリットとして平面なパーツに直線的なスジ彫りを行う場合には、簡単に作業を行うことができます。
しかしデメリットとして、刃物なので、彫るというより切った状態になるので、施す線がV字型になります。さらに上から圧力を加えるので、線の両脇が盛り上がります。
目打ち
畳の張替え作業などで使う目打ち(千枚通しやキリ)も使うことができます。大型のホームセンターなどで手に入れることができます。
比較的浅い細い線を施す時に使えますが、カッターと同様に彫るというよりは傷を付けることになるので、線の両脇に盛り上がりが生じます。最後に紙やすりなどで削る作業が必要になります。
その他に、スジを入れる場所の当たりを付けるのにも使います。最初に目打ちで施したスジを後で専用ツールで深くしていくというような作業をすると、曲がらないキレイなスジ彫りを行うことができます。
目立てヤスリ
のこぎりなど刃物のメンテナンスに使う「目立てヤスリ」を使うことも出来ます。目立て同様に、ホームセンターなどで手に入れることができます。
パーツ表面に直線を一気に入れるような場合には楽に作業を行うことができます。ヤスリなので、表面を削るので線の両脇に盛り上がりもなくきれいな線を入れることができますが、太い線になるので注意が必要です。
他のパーツでは加工がし辛い、パーツの角部分を一気に入れたいような場合にも力が入るので、楽に削ることができます。
専用パーツ
各メーカーから専用パーツが販売されていますが、個人的にはGSIクレオスから出ている「Mr. ラインチゼル」を使っています。Amazonなどの通販サイトの他に、おもちゃ小売店でも在庫がある場合があるので入手性は抜群です。
サイズも0.1~1.2ミリと豊富なラインアップがあるので、スケールの応じて使うことが出来ます。私の場合、0.15と0.3の2種類を使い分けています。(1/144のガンプラだと0.15をよく使います)
別売りでホルダー(持ち手)を用意する必要がありますが、100円ショップのダイソーなどで販売されている2ミリのシャーペンで代用することができるのも重宝しています。
まとめ
専用ツール(Mr.ラインチゼル)を1つ用意しておくと楽に作業ができますが、専用ツール以外でも、目打ちや目立てヤスリ、カッターなどで代用することできるので、色々用意しておくと、作業をする時に役に立ちます。
特に直線のスジボリを行う場合には、目立てヤスリやカッターなどの方が作業性が楽になる場合もあるので、専用ツールに拘る必要はありません。
スジボリの場合、ツールよりも場数で線が引けるようになるのでプラ板や不要なプラ部品で練習しておくと、キレイなスジを引くことが出来るようになります。
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