バンダイからリリースされている「HGジ・オ」の製作日記です。10年も前のキットですが、出来は最高の部類に入ります。
大きなパーツが多いので、各パーツにスジ彫りを追加しています。今回は大型パーツの多い脚部のスジボリをしてみました。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第一弾は「HG ジ・オ」を作り始めました。
マスキングテープを活用
平面な場所に等幅感覚でスジ彫りをする場合、ガイドテープとして塗装で使う「マスキングテープ」を使うことが出来ます。細い幅だと歪んでしまうので、10ミリくらいの幅テープであれば、歪みも少なくガイドとして使うことができます。
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テープを貼ったら「目打ち」などの尖った工具でパーツ表面にガイドになるキズを付けていきます。コツは最初は撫でるように滑らせて、表面に薄い線ができたら徐々に力を入れていくとマスキングテープに沿って線を引くことができます。
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目打ちで線が引けたら、専用工具「Mr.ラインチゼル」を使って彫っていきます。この時も最初は力を入れずに、徐々に力を入れていきます。
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パーツの角部分には「目立てやすり」を使うとキレイに線を繋げることができます。
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多少は曲がっても塗装をしてスミ入れをすれば、見栄えも変わってくるので気にしないことが重要です。場数を踏めば上達するので、どんどん彫っていきます。
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慣れてくれば、パーツに定規を当ててガイドにして、彫ることもできます。短いラインであれば、作業効率が格段に上がります。
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ビニールテープを活用
曲面で構成されたパーツの場合は、(100円ショップでも購入できる)ビニールテープを使うことができます。
作業をする線をパーツに鉛筆で書きます。
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ビニールテープをガイドに沿って貼り付けます。
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不要な部分はカッターやデザインナイフでカットします。この時パーツの形状に合わせて正確に切り落としておきます。
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ビニールテープで作成したガイドを再利用することで、左右のパーツに同じ形状でスジ彫りを追加することができます。
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等幅テープの作り方
細かな部分には、等幅にカットしたビニールテープを使います。ビニールテープは、こんな方法で等幅にカットしています。
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カットする幅に合わせたプラ板(0.3~0.5ミリ)を用意して、適当な長さに切ったビニールテープを粘着面を上にして定規に沿っておきます。
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定規に沿ってプラ板をビニールテープと貼り合わせて、はみ出た部分をカッターやデザインナイフでカットします。
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等幅にカットしたビニールテープをパーツに貼り付けて
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パーツを一回りすると、それっぽいガイドになります。曲面部分もビニールテープなので、多少曲げて貼り付けることができます。
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他の作業と同様に、「目打ち」と「Mr.ラインチゼル」でスジを掘っていき完成です。
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まとめ
今回は大型パーツで構成されている脚部のスジ彫りを行いました。大型で平面な部分が多いので、追加でスジボリを行うと情報量が増えてカッコ良くなりました。
スジボリ用のガイドテープも販売されていますが、マスキングテープや100円ショップでも入手できる「ビニールテープ」をガイドとして利用することもできます。
「目打ち」や「目立てやすり」などでもスジボリの作業はできますが、「Mr.ラインチゼル」などの専用工具を使えば、簡単に作業ができるのでおススメです。
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