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EXモデル サラミス 製作日誌(2日目)大気圏離脱ブースターの試作

ブックオフで見つけた、掘り出し物的な「EX MODEL SAKAMIS & MAGELLAN」キット。今回はサラミスの制作をしていきますが、ただ作るのでは勿体無いので、大気圏離脱用のブースターを3Dプリンターで制作していきます。。

絶版的なキット

プレバンとかで再販しているキットですが、ほぼ量販店では見かけなくなってしまった「EX MODEL」です。スジ彫りとか細かな部分まで金型が仕上げられていて、好きだったんですが、もはや絶版的な存在。

今回もブックオフの中古品として見つけました。購入価格は税込みで約5,000円。本来の定価は4,500円のキットですが、プレバンの送料を加味すると、ほとんど定価で購入できるということで、お買い上げ。

最近、量販店でもガンプラは手に入りにくくなっているので、見つけられただけでも御の字です。

大気圏離脱ブースター

1日目で素組みが終わったので、いよいよ大気圏離脱ブースターの設計を行っていきます。地球連邦軍の戦艦って、宇宙では無く地球(ジャブロー)で製造されてロケットのように打ち上げられます。

その際に取り付けられるのがブースター。もちろんガンダム本編には登場しませんが、オリジンや、MS IGLOOなどの作品では、打ち上げられるシーンが登場します。

今回は、オリジン公式ページの設定画像などを参考にしてブースターを3Dプリンターで追加装備していきます。

オリジン公式ページから引用

3D CADで設計

今回も、そろそろ使い慣れた「DesignSpark Mechanical」でデザインをしていきます。直線と曲線を組み合わせるだけなので、なんとかCADの経験など無い素人の私でもデータを作ることができる、便利なソフトウェアです。

無料なので、3D CADで迷っている人は是非、試してみてください。

キットの船体と接合する部分からデザインしていきますが、現物合わせなので採寸が、一番の悩みどころですが、私が使っている方法を紹介します。

まずは、実際のキットのパーツを方眼紙(またはカッターマットに印刷された長さが分かる部分)を背景にして、できるだけ真上から写真を撮影します。

後は「DesignSpark Mechanical」に写真を追加して、背景を利用して、拡大縮小させてファイル内の寸法に合わせるように調整します。

後は、写真を使って設計を行っていきます。奥行き以外は、パーツをノギスで採寸する手間も省けるので、効率的に現物合わせをすることができます。

平面の状態で線を入れたら、後はパーツに合わせるようにプルして接合部分のパーツが完成します。

後は無心で設計をしていきます。

比較的、直線と円だけのデザインなので、半日くらいで書き上がりました。

ローレット状の再現

円柱状にスリットが入ったデザインを簡単な方法を紹介します。スジ彫り的な情報量を追加できるので、3Dデザインをするときに重宝します。今回は2段目ブースターの部分で使いました。

円を描いておいて、中心から交差するように線を追加して、一定の角度を付けて円周上にコピペで追加していきます。後は歯車になるように余分は線を削除していきます。

プル操作で歯車状の面に対して垂直に引き延ばすと、平目ローレット状のデザインができます。

実際に3Dプリンターで造形すると、こんな感じ。

試作してサイズ合わせ

3Dプリントでパーツを作る場合、設計ができたらすぐに印刷してみます。そもそも簡単に造形するのが得意なデバイスなので、あれこれ考える前に試作をします。実際に造形しないと分からないことも多いので、設計ができたら、とりあえず印刷して確認するようにしています。

サラミスの船体への取り付け部分も含めて、2段目のブースター部分を試しに造形。

仮組みしたサラミスの船体へ合わせてみて、設計とのサイズ感や矛盾点を確認していきます。

まとめ

今回は「EX MODEL SALAMIS & MAGELLAN」キットのサラミスに取り付ける、大気圏離脱ブースターの設計と試作した造形物を使ってサイズ合わせを行いました。

キットのパーツと合わせる部分を設計するのは採寸が難しかったりしますが、方眼紙などを背景にして撮影したパーツの写真をインポートして下絵にすることで、採寸の手間を省いて、簡単にサイズを合わせてデザインすることができます。

造形物は、インスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)

次回はサーフェイサーで表面処理を行う予定です。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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