Amazonで2000円程度で購入できる、4チャンネルのヘッドフォンアンプ「Toolmsc 4チャンネル ヘッドフォンアンプ HA400」を紹介していきます。
2000円台で購入できる数少ないヘッドフォンアンプ
Amazonで2000円程度で購入できる、4チャンネルのヘッドフォンアンプ「Toolmsc 4チャンネル ヘッドフォンアンプ HA400」は、ヘッドフォンアンプと名前が付く中では激安部類の商品で、Amazonで2500円程度で購入ができます。
名前に4チャンネルとあるので、最大4つのヘッドフォンに音声を分けることができます。据え置きのオーディオシステムに使うというよりも、バンドなどメンバーが演奏をモニターしたり、同じ音源を共有する場合に使うための機器です。
まぁ、簡単に音量を増幅するだけコスパよく上げられると考えて購入してみました。
まずは製品の筐体から。黒ではなくシルバーで塗装された金属性です。背面には4チャンネルなので、入力も含めて6.35ミリのステレオプラグが5つと12Vの電源。3.5ミリのステレオミニプラグではないのが大前提。いかにもバンド仕様です。
もちろん、アダプターを使えばミニプラグでも使えます。
コンセントに差す部分も含めて約1メートルの電源アダプターが付属しています。
1つ残念な部分は筐体裏に脚がありません。先回レビューした同メーカーの「Toolmsc RCA 4チャンネル パッシブミキサー」にはチープですが、ゴム製の脚があったので、これは残念。
ボリュームは多少上がる程度
ヘッドフォンアンプという製品ですが、思ったほど音量が上がる訳ではありません。本気でアンプという代物が欲しい場合には、もっと高品質で高価なヘッドフォンアンプをお勧めします。
迫力重視というよりも、実用的にパソコンやテレビで再生される音声を最大音量にしても、聞こえずらいとかボリュームを最大にしても、聞こえづらいような時に最小の投資でボリュームを少し上げられる製品だと思ってください。
数値上は、Amazonのページに掲載されている仕様には、ゲイン値としては +15dBということなので、オーディオミキサーなどで減衰してしまった部分を取り返す程度の効果になっています。
入力インピーダンス:100kΩ
同梱された製品マニュアルより抜粋
出力インピーダンス:約80Ω
最大入力レベル:+15dBu
最大出力レベル:約40mW(100Ω)
実際に使ってみた体感としては、最大ボリュームだった所が、8割くらいのボリュームで同じ音量が聞こえるような感じでした。
分解してチップを確認
Amazonのレビューにオペアンプのチップが4580ではなく4560だったというコメントがあったので、実際にどうなのか確認してみました。
筐体のネジを外して分解してみると、こんな感じです。チップは基盤を外さないと見えないので、基盤を固定しているネジを外してみます。
取り外した基盤は、こんな感じ。[N-AUDIO HA400]となっています。若干、基盤が汚いですが、中華製品なので、こんなもんです。
基盤に載っているオペアンプの部分(IC1~IC5)を拡大すると、4580の文字が印刷されているので、私に届いた製品は、4580チップになっていました。
実際に、音声を流してみましたが音量は増幅されました。体感的に言うと、2,500円の投資で、ボリュームを最大にしても小さくて聞き取りにくかった再生音が、8割くらいのボリュームで同じくらいの音量でスピーカーやヘッドフォンから流れているので、コスパは非常に高いものがあります。
音質については、2,500円クオリティなので多少劣化(多少籠った音になる)は避けられませんが、思ったよりもノイズもなく普通に聞くことができます。
音量が小さいと、ボリュームを上げてしまい無用なホワイトノイズが、聞こえることになりますが、アンプで10%でも上げておくと、機器のボリュームを少し下げることができるので、無用なホワイトノイズを出さなくする効果もありました。
まとめ
Amazonで2000円程度で購入できる、4チャンネルのヘッドフォンアンプ 「Toolmsc 4チャンネル ヘッドフォンアンプ HA400」 を購入して実際に使ってみました。
単純に音量を少し上げたいということであれば、かなりコスパの良い製品でした。仕様上はゲイン:+12dBなので、大幅に音量を稼ぎたいような場合には向いていません。
パソコンやテレビで、音量を最大にしても再生される音が小さいような場合に、多少の音質の劣化を受け入れて、低コストで音量を少し上げる手段としてはおススメです。
「Toolmsc 4チャンネル ヘッドフォンアンプ HA400」を検討している方の参考になれば幸いです。
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