ガンプラ転売のブームでキットが手に入らないので3Dプリンターでガンプラ欲を満たすために、フルスクラッチで製作した高速起動型ザク(タコザク)を流用して勢いで製作するサイコミュ試験型ザクの記録6日目。今回は両脚を固定する股関節パーツを造形しました。
股関節パーツのデザイン
先回、パーツを左右反転させて造形した両脚を固定する股関節を造形します。今回はHGキットで余ったポリキャップを流用して可動させるようにしていきます。
ポリキャップの軸は、約3ミリで設計されているので、パーツ側は、3.2ミリの穴を開けるように設計すると、すんなり入るようになります。
プラ材の3ミリの丸棒を受ける場合には、3.4ミリくらいの穴にしておくと、スムーズに入れることができます。(造形する樹脂によって多少違うので、あくまで参考値)
今回も私が愛用している「DesignSparkMechanical」でデザインしていきます。
脚部の太腿パーツの内寸(10ミリ)に入るように円柱状のパーツをデザインして、上面を下の画像のようにポリキャップを採寸したパーツが入るように切り出します。
後は3ミリのプラ棒を通して、腰パーツに固定できるようなパーツを追加して股関節の設計が完了。
円柱状のパーツを左右分割して両脚分に複製して造形。円柱を立てるように造形した方が表面がキレイに造形できますが、今回は内部で見えなくなってしまう部分が多いので速度重視で寝かせた状態で造形。
3D印刷の場合、造形対象が高くなるほど印刷時間が伸びるのでテスト印刷の場合は高さを低くするように配置すると時短ができます。
切り出した造形物にデザインしておいた凹にポリキャップを組付けます。キツイ場合は3.2~3.4ミリのドリルで少し削るとスムーズに組み立てることができます。
この写真を見ると、HGキットを組んでいるような感じです。
こんな感じで、左右のパーツを貼り合わせて両脚の腿パーツに入れれば関節受けの出来上がり。
続けて股関節の軸受けを印刷して、3ミリのプラ棒(無かったので写真はプラパイプ)を通します。
適当な長さでプラ棒をカットして、先ほど腿関節パーツに組付けたのポリキャップに先端を入れます。
マスキングテープで仮止め状態ですが、股関節パーツの完成。
腿パーツに入れると、こんな感じ。円柱状にしてあるので腿パーツを外開きにしてガニマタポーズを取らせることができます。
ポリキャップを入れているので、こんな感じで開脚させられます。
脚パーツを組付けて、両脚を固定する股関節の完成。
円柱状のパーツをデザインすることでつま先を外側にして、立たせることができるようになります。
まとめ
今回は、フルスクラッチでの造形を始めたサイコミュ試験型ザクの両脚パーツを固定する股関節のパーツの3Dプリントを行いました。
HGキットで余ってしまうポリキャップを組付けられる場所をデザイン時に用意することで、脚部を可動させられることができました。
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