FDM(熱溶解積層法)型の3Dプリンターを購入しようと、Creality Ender-3を調べていて、Ender-5も良く見えてきてしまい違いを備忘録的に投稿しておきます。
Creality Enderシリーズ
樹脂フィラメントを使って、積層しながらモデル作成を行うFDM方式の3Dプリンターです。今回紹介する「Enderシリーズ」他にも組立て済みの「Sermoonシリーズ」や「CRシリーズ」が用意されています。
先回は、Creality 公式ページの製品仕様をネタに比較してEnder-3の3つのバリエーションについて比較してみました。興味のある方は別記事をご覧ください。
Ender-3 S1とEnder-5 S1の違い
Ender-3 S1
Ender-5 S1
Ender-3 S1とEnder-5 S1の違いは、本体の構造がEnder-5は四本の支柱で支えられた箱型に対して、Ender-3では2本の支柱で支えられた門型の本体になっています。
Ender-5は樹脂が固着するテーブル部分が、Z軸方向(高さ方向)のみに稼働し、ノズル部分X軸とY軸に稼働します。
Ender-3では、テーブル部分がY軸方向に稼働してノズル部分がX軸とZ軸方向に稼働する方式になっています。
また、テーブル部分は本体よりも外側に移動するため、プリント時にEnder-5は本体よりも外側にテーブルは飛び出すことはありませんが、Ender-3は飛び出します。
つまり、設置場所に飛び出す部分の余裕が必要になります。
その他にも、積層ピッチが、0.05~0.35ミリと高解像度になってお、印刷速度が最高250mm/sと高速化されています。
Ender-3 S1 | Ender-5 S1 | |
印刷方式 | FDM | FDM |
印刷サイズ | 220×220×270mm | 220×220×280mm |
本体サイズ | 487×453×622mm | 425×460×570mm |
本体重量 | 9.1kg | 12.1kg |
精度 | ±0.1mm | ±0.1mm |
付属ノズル径 | 0.4mm | 0.4mm |
電源 | 115/230V 50/60Hz 4.5/2.5A 24v 350w | 100-120V, 220-240V, 50/60Hz |
補助レベリング | 〇(CR-Touch標準搭載) | 〇(CR-Touch標準搭載) |
対応スライスソフト | Creality Slicer/Cura/Repetier-Host/Simplify3D | Creality Slicer/Cura/Repetier-Host/Simplify3D |
データ転送方法 | SD カード/Type-C USB ケーブル | SD カード/Type-C USB ケーブル |
スライサー対応ファイル形式 | STL/OBJ/AMF | STL/OBJ/AMF |
ヒートベット温度 | 100℃ | ≦110℃ |
ノズル温度 | 260℃ | ≦300℃ |
印刷速度 | 最高150mm/s (推奨:60-100mm/s) | 最高250mm/s |
積層ピッチ | 0.1 – 0.4mm | 0.05 – 0.35mm |
スクリーンサイズ | ノブ式4.3インチ カラースクリーン | ノブ式4.3インチ カラースクリーン |
印刷プラットフォーム | PCマグネットプレート | PCマグネットプレート |
対応フィラメント | 1.75mm PLA、TPU、PETG、ASA | PLA/PETG/PVB/TPU/Nylon エンクロージャーパーツ取付:ABS/ASA/PC |
エクストルーダー | ダイレクトドライブ”Sprite”採用 | ダイレクト式エクストルーダー |
フィラメントセンサー | 〇 | 〇 |
停電再開機能 | 〇 | 〇 |
メインボード | 32ビット静音メインボード | 32ビット静音メインボード |
対応言語 | 中国語/英語 | 中国語/英語ほか |
価格(公式ページ) | 57,700円 | 79,900円 |
まとめ
今回は短い記事ですが、FDM型の3Dプリンター「Creality Ender-5 S1」の「Ender-3 S1」の違いについて調べてみました。
Crealityの公式ページの製品仕様がネタ元になりますが、本体の構造が箱型になって重量が重くなりますが、造形速度が上がり、積層ピッチも高解像度になっています。
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