2023年7月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.81に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2023年6月にリリースされたバージョン1.80に関する別記事もご覧ください。
サブセットのみをカスタマイズするプロファイル
プロファイルの作成時に[設定][キーボードショートカット][ユーザースニペット][ユーザータスク][拡張機能]のみをカスタマイズするオプションが追加されました。
[プロファイルの作成]画面にコピーする項目([キーボードショートカット]など)のチェックボックスのオン・オフすることでプロファイルに適用する項目を選択できるようになりました。
その他にも[ファイル|設定]画面の各項目名の左にある(歯車)アイコンをクリックして表示されたポップメニューにすべてのプロファイルに一括適用する項目が追加されました。
[拡張機能]画面にも同様にポップメニューからすべてのプロファイルに一括適用する項目が追加されました。
差分表示で変更されていない部分の折りたたみ
diffEditor.experimental.collapseUnchangedRegions 項目に[差分エディターで変更されていない領域を表示する]が追加されました。
設定を有効にすることで、コードの差分表示をする際に変更がされていない部分を折りたたんで非表示にすることが可能です。
また、この機能を有効にするには[Experimental: Use Version2]設定の[差分エディターで新しい実装と古い実行のどちらを使用するかを制御します]を有効にする必要があります。
まとめ
Visual Studio Code 1.81で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回は、プロファイル作成時のオプションと、拡張機能や設定をプロファイルに一括反映させるオプションが追加され、複数のプロファイルを使い分けてVSCodeを利用している場合に便利な機能が追加されていました。
他の機能や詳細な部分は、1.81のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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