マイナンバーカードを読み取るために非接触式のICカードリーダーを使っていますが、机の上に置いてあるので邪魔です。机の裏に貼り付けてみたら意外に快適になったのでやり方を投稿します。
ノブ付き片手キーボード
動画編集など、繰り返しが多い作業を効率化するために「Koolertron ノブ付き 9キー片手キーボード(AMAG19)」を使っています。
使用感のレビューについては別記事をご覧ください。
ノブを、動画編集ソフトの早送りやコマ送りなどのショートカットに割り当てると、目的のシーンを効率良く見つけられます。
そんな便利な片手デバイスですが、唯一の不満点は角度が無いことです。
机の上に、そのまま載せるとノブの並びやキートップが天板と並行した角度になります。
奥側のキーやノブの操作をする際に手前のキーやノブが邪魔になるので、少し角度を付けて設置したいと常々考えていました。
3Dプリンターで試作造形
今回デザインしたのが、こんな感じ。
ノートパソコンのスタンドをイメージして、片手デバイス用にサイズ調整した形です。
手前側を中心にして角度が変更できるようにしてあります。
底板は凹部分を数か所設置して、角度調整ができるようにしました。
造形用のデータにする際に、中央部分をカットして別パーツで橋を架けるようにして、フィラメントの節約と造形後の変形を防止してあります。
早速造形。特に問題なく造形できました。
パーツ同士を固定する部分は、3ミリの穴を開けて既製品のプラ棒を通して固定します。
こんな感じで底版パーツの出来上がり。
天板側は、底板に当てる脚パーツを2ミリのプラ棒を通して固定します。
天板と底板を固定する部分は強度を考えて、M3ネジでパーツ同士を合わせます。
こんな感じで底板の凹部に脚を当てて設計通りに天板の角度が調整が可能。
底板の端が迫り出して、デバイスがズリ落ちないようにストッパーの役目になります。
実際に片手デバイスを載せると、こんな感じ。
一番奥に脚を当てると、デバイスを約20度くらいの角度で支えるようになります。
手前の凹部に脚を当てると、デバイスを約40度くらいの角度で支えるようになります。
机に平置きするよりも奥側のキーやノブが迫り出して、操作しやすくなります。
スタンドに載せることで、角度を付けられるようになりました。
その他にも、造形時の走査線がマウスパッドの上で滑り止めとして働くので操作中もデバイスが動かなくなる効果もありました。
自己満足の世界ですが、片手デバイスの操作感が改善されて動画編集の作業が更に効率化されました。
まとめ
今回は、動画編集時などに利用している「Koolertron ノブ付き 9キー片手キーボード(AMAG19)」を角度を付けて載せるためのスタンドを3Dプリンターで造形してみました。
机の上に平置きするよりも奥側のノブやキーが迫り出して使えるようになるので、通常のキーボードと同様に使いやすくなりました。
また、別の効果として奥のキーやノブを触る時に手前のキーに触れて誤入力する操作も少なくなりました。
片手キーボードのスタンドを考えている人の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
最後までご覧いただき、ありがとうございます。