中断していた貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作を続けていきます。今回は再造形したスラスター部分のパーツが気になったので再デザインと試作造形をしました。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルの内部でクスィーガンダムが格納されている部分のパーツや、関連するブースター部分の再設計を行いました。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
光造形パーツの強度不足
先回までの作業内容は別記事をご覧ください。
先回、リニューアルしたパーツを修整していきます。
先回、6枚付いているウィングの横に設置されている姿勢制御用のようなスラスター部分を造形した訳ですが
2次硬化させてみると、パーツ分割をしたモールド部分が湾曲してしまいました。
このままではモールドとして使えないのでパーツ分割を再デザインをしてみます。
先回3パーツに分割した部分を2パーツに変更して分割線に段モールドしていた部分を、凹モールドに変更しました。
ということで、早速再造形。
積層する面積が多くなってきたので30度に角度をつけて造形しました。
凹モールド変更した部分は湾曲せずに、クッキリ造形できました。
造形物の仮組み
仮組みというレベルではありませんが、切り出したパーツを組付け。このくらいのサイズであれば、0.2ミリくらいのクリアランスを設定で収まりがつきます。
マスキングテープで仮留めしているのが修整前の造形物で、モールド線の湾曲も気にならなくなりました。
設計時には出来ていたことも、実際に造形すると画面通りにならない場合もあります。
プラ材から削り出しでパーツ化していると後戻りが難しい場合もありますが、3Dプリンターの場合はデータを修整することで簡単にパーツを再造形することが可能なので最高のツールです。
今日の作業はここまで。
まとめ
今回は、リニューアルしたカーゴ・ピサの姿勢制御用のスラスター部分のパーツを修整と仮組みを行いました。
実際にパーツを造形すると、画面の通りにならない場合があります。
また、造形時に想定しない応力がパーツを変形させてしまう場合もあります。
そんな時でも、データを修整して簡単に再造形ができるのは3Dプリンターでパーツを作るメリットです。
造形した作品はインスタやツイッターに先にアップするので、よかったらご覧ください(フォローもしていただければ喜びます)
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