C# WinUI3で外部CUIアプリのエラー文字列を受け取る方法

C# WinUI 3アプリを作っていく途中で、調べたことを忘録的に投稿します。今回はWinUI3プロジェクトで［FFmpeg］など外部プログラムを実行した結果やエラー文字列を受け取る方法です。

出力とエラーは異なる

外部プログラムを操作した結果やエラーは［System.Diagnostics］アセンブリの［Process］クラスを使って受け取ることが可能です。

［Process］には［StandardOutput］や［StandardError］プロパティがあり、それぞれ［StreamReader］として値の受取が可能です。

プロパティを利用するには、プロセスを開始する前に［RedirectStandardOutput］や［RedirectStandardError］の値を［True］にする必要があります。

また、出力とエラーは分けられているので、コマンドのエラーを取得するには［StandardError］プロパティを使います。

具体的に［ffmpeg.exe］のエラーを取得するには、こんな感じで行います。

string args = "";
var process = Process.Start(new ProcessStartInfo("ffmpeg.exe", args)
{
  CreateNoWindow = true,
  UseShellExecute = false,
  RedirectStandardOutput = true,
  RedirectStandardInput = false,
  RedirectStandardError = true,
});

if (process != null)
{
  string resultOutput = process.StandardOutput.ReadToEnd();
  string resultError = process.StandardError.ReadToEnd();
  process.WaitForExit();
  process.Close();
}

実行して、エラーが発生すると［resultError］にエラー（コマンドプロンプトに表示される文字列）が取得できます。

まとめ

今回は、短い記事ですがWinUI3プロジェクトで外部プログラムを実行した結果やエラー文字列を取得する方法について紹介しました。

［Process］で外部アプリを実行する際に［RedirectStandardError］プロパティを有効にしておくと、プロセス開始時に［StandardError］プロパティでエラー文字列が取得可能です。

WinUI 3 アプリで外部アプリを開始した際のエラー文字列を表示したい人の参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

最後までご覧いただき、ありがとうございます。