改正民法が参議院で可決されて、2022年に成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。随分前に成人式を向かえた自分は他人事だと思っていましたが、自分の子供達の年齢を計算してみたら、同時に成人になるというレアなケースだったので調べてみました。
我が家のケース
ウチには2人の子供が居ます。上の子が2002年生まれで、下の子が2004年です。このケースで今回の改正法が2022年4月1日に施行されると、上の子が、19歳で、下の子が18歳。
うーん同時に成人。当てはまります。
すべてが18歳になった訳ではない
法律が改正されて、大人という識別が全部18歳に成ったわけではありません。飲酒や喫煙は20歳のままなので、成人式を迎えてもお酒が飲めないということになります。
今回の改正で18歳で出来るようになったことをまとめてみると
- 結婚(女性は引き上げられた形)
- 親の同意なしで、クレジットカードが作れる。
- 親の同意なしでローンの契約できる。
- 有効期限10年のパスポートが取得できる。
- 医師や司法書士などの資格取得ができる。
- 帰化できる(外国人の場合)
- 性別変更の請求ができる。
大きいところは、親の同意なしでクレジットカードやローンの契約が出来るようになったところですかね。
今ではVプリカやKyashなどの、プリペイド式のクレジットカードが出てきているので、メリット半減かもしれませんが長年変えられなかった大人と子供の壁に変化があったという事実は歓迎します。
引き下げられたことで若い頃から、お金に関してリスクを考えるきっかけとしては良いのかも知れません。
反対に現状維持(20歳)で残された部分をまとめてみると
- 酒が飲める
- タバコが買える(飲める)
- 競馬や競艇などのギャンブルを楽しめる。
- 国民年金保険料の納付義務
- 養子縁組ができる。
酒やギャンブルは本人達の事なので、どっちでも良いですが親としては、国民年金保険料を2年間余分に払わなくて済むので、これは変えないで欲しいところです。(笑)
定義が決まっただけ
ネットとかで検索してみても、「成人式はどうなるのか?」など、実務の部分は先の話のようです。切り替わりの時期には3年分(20歳、19歳、18歳)の需要が1度に生まれるのでビジネスチャンスであることは間違いないです。
衣装1つ取っても、使いまわすことが出来なくなるので大変ですし、そもそも3年分の人数を1度に集めて、成人式が開催できるのかという問題も出てきます。
決まったのは定義だけで、これから成人式を主催する地方自治体にもかなりの負担(ビジネスチャンス)が発生するのも間違いない話です。
おまけ
下の子は「どうして、自分は上の子になれないのか?」と言っていたことを思い出しました。年齢だけは絶対に追いつけないと説明しても納得いかない顔でしたが、今回の改正民法で年齢を超越して「成人」という括りでは、追いついたということになりました(笑)
願えば叶うでは無いですが、下の子の執念が世の中を動かしたのかもしれません。
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