2019年8月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.38に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
検索キャンセル
先回のバージョンから、検索画面に機能が追加されていますが今回も追加が行われています。
普段は「最新の情報に更新」ボタンが表示される場所に、検索時間が長い場合に処理を中断する「キャンセル」ボタンが追加されています。
実際には表示させると、こんな感じ大量のファイル内を検索させると”虫眼鏡”マークが表示されます。
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置換の「保持する」オプション
言葉で説明するのが難しいですが「置換」機能にも大文字、小文字を識別するオプションが追加されました。
検索された結果に応じて、置換する際の文字の体裁(大文字と小文字)が自動で変更されます。
下の画像のように、「保持する」オプションを有効にすると、すべて大文字であれば大文字になるように置換されます。
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外部リンクを開く際の保護
コード内に埋め込まれた外部のURLをクリックした時に、不用意に開かない設定が追加されています。

「信頼されているドメインの構成」ボタンをクリックして、ドメインを指定して次回からメッセージを表示させない設定もできました。

複数行での検索
使えるシーンがあるか微妙ですが、検索画面でキーワードを「Shift+Enter」キーで改行して複数行で検索することが出来ました。

対象のファイル内でキーワードが改行されているような場合に、使えそうですが、実際に便利になるかは微妙です。
まとめ
先回に引き続き、今回も検索機能のアップデートが地味に便利に感じました。
他の機能や詳細な部分は、1.38のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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