2020年01月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.42に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2019年11月にリリースされたバージョン1.41 に関する別記事もご覧ください。
開いているエディタ数の制御
編集用に開くエディターの最大数を設定できるようになりました。設定した最大数を超えてエディターを開くと、保存済みの最近使用されていないエディターが閉じられて、新しく開くエディターのスペースとして利用されるようになります。
新しいファイル名の自動生成
以前のバージョンでは[Ctrl+N]ショートカットなどで、作成されたファイルの名称は自動的に[Untitled-1]などが設定されていましたが、新しいバージョンは、ファイルに入力した先頭文字がファイル名として利用されるようになります。
例えば、新しくファイルを作成し「HelloWorld」と入力した状態で、上書き保存などの操作をすると、ファイル名に[HelloWorld]が自動的に挿入されます。(赤い囲みの部分)
出力パネルの位置変更
以前のバージョンでは[出力]や[デバッグ]、[ターミナル]などの表示位置は画面下部に固定でしたが、新しいバージョンでは表示位置を[下]の他に[左][右]から選ぶことができるようになります。
Visual Studio Codeの[基本設定|設定]画面の[Workbench|Panel|Default Location]項目を変更することで[出力]画面の表示位置を変更することができます。
表示位置に[右(right)]を設定した場合は、こんな感じに表示されます。(設定後、即反映されず、VSCの再起動が必要になります)
まとめ
今回も、個人的に気になった更新部分を書き出してみました。今回はエディター数の制御や、新規ファイルのファイル名など沢山のファイルを編集する際に便利な更新がありました。
他の機能や詳細な部分は、1.42のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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