バンダイから過去にリリースされた「1/1200 ジオン軍 ガウ攻撃空母」の製作日記です。かなり大昔にリリースされたキットですが、現在でも再販されているいわゆる「旧キット」と呼ばれる部類のガンプラです。
素組みをして気になった両翼の戦闘機の発艦デッキの開口部を削って薄板化をしてみました。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第二弾は「ガウ攻撃空母」を作り始めました。
戦闘機発艦デッキ
この時代では金型処理の限界かもしれませんが写真のように両翼前面にあるデッキの開口部が厚めに再現されています。スケールが1/1200なので、1ミリでも実際には1メートル以上の巨大な厚みになっているはずです。
パッケージでは、薄い形状に描かれているのでイラストのように削っていきます。
ニッパーで大胆カット
開口部を削るために、邪魔になりそうな部分をカットします。
かなり厚い成型になっているのでカッターなどでは時間がかかるので、ニッパーで大まかにカットしてしまいます。(どうせ見えなくなる部分なので多少切り口が歪んでも構いません。薄口ニッパーでワシワシ切っていきます。
こんな感じで、成型部分を切り取ります。
後は板状の金ヤスリで削っていきます。
全部を薄く削ると時間もかかり、精度を出すのが難しいので先回のエアインテークのフィンのように、斜めになるように削っていくのがコツです。あまり削り過ぎるとパーツが脆くなってしまうので注意が必要です。
ある程度削れたら、開口部の幅にカットした800番の紙やすりで仕上げていきます。写真のように折り曲げて厚くすることで、紙やすりでも平面を出しやすくなります。
私は、厚手の台紙を使った「Mr.ペーパー カードタイプ #800」を使っています。最初から短冊状にカットされているので、収納場所も取らないので便利です。
途中でパーツを仮組みしてみて、左右の厚さを調整しながら削っていきます。
もっと削れそうですが、強度がなくなってしまいそうなので、このくらいで止めました。
最後に、組み立てた時に中が暗く見えるように、開口部付近のパーツの内側に黒サフを筆塗りして完成です。
まとめ
約40年前のキットなので、当時の金型成型の限界なのかもしれませんが成型が肉厚な部分があります。
ヤスリでシャープにするだけで、シャープな印象になるのでおススメの改造です。
作業は単純ですが、直線的に削る必要があるので小型の板ヤスリがあると作業が効率的に進みます。すべてを薄く削るのではなく開口部付近だけを薄くして斜めに削るようにすると、作業時間の短縮化と直線的に削ることができます。
短冊状にカットした紙やすりのように、その場所に応じた道具を作って作業をするのもキレイに仕上げるコツなので、様々な紙やすりを準備しておくと作業時間の短縮をすることができます。
次回は、戦闘機の発艦デッキ部分を削ってシャープにする工作をしていきます。
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