バンダイから過去にリリースされた「1/1200 ジオン軍 ガウ攻撃空母」の製作日記です。かなり大昔にリリースされたキットですが、現在でも再販されているいわゆる「旧キット」と呼ばれる部類のガンプラです。
先回の発艦デッキの薄板化で調子に乗って、スジ彫りでカタパルトを再現してみました。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第二弾は「ガウ攻撃空母」を作り始めました。
発艦デッキ
ガウ攻撃空母の両翼には、ドップ戦闘機を発艦させるための開口部があります。
先回の記事でキットでは肉厚だった部分をパッケージのイラストのように削っていきましした。
今回は、開口部の下側部分に戦闘機の発艦用のカタパルトがあると考察して、スジ彫りで再現してみます。
スジ彫りは下書きが命
1/1200というスケールなので、あまり太くならないようにラインチゼルなどの専用工具は使わずに「目打ち」を使って極細なスジを付けていきます。
スジ彫りは工作的には簡単な部類ですが、重要なのは「どんなスジを描くか」です。要するにデザインが重要なので、私の場合は下書きを何度もします。
細いシャープペンシルなどは、ペン先でパーツ表面に傷が付いてしまう可能性があるので、鉛筆か太めの芯のシャープペンシル(最近では100円ショップでも入手できる)でパーツに下書きをします。
気に入らなければ指で擦れば簡単に消せるので、何度でも書くことができます。
直線の「スジ」を入れる場合は、フリーハンドでは書かずに定規を使って書くと、実際に工作した時に、違和感なく「スジ彫り」ができます。
また、あまり複雑な「スジ」をデザインしても実際に作業する時に負担や失敗することが多いので、何度か書いて単純化していけるのも下書きする利点です。
下書きが完成したら、定規と「目打ち」を使って作業をしていきます。1/1200スケールだと、0.1ミリでも12センチという長さになるので、力を入れて太くならないように注意して作業を進めます。
作業の途中で、難しいなと感じたら下書きを変更して簡単にするのも失敗しないコツです。無理して曲がってしまったりする方が後悔します。
まとめ
スジ彫りは作業自体は簡単ですが、デザインで工作の結果が左右されるので納得がいくまで下書きすることが重要です。
下書きをしている時は、複雑な線を描いてしまいがちですが、実際に作業すると線が曲がってしまったりして失敗するリスクが高くなるので、作業する時を想像して下書きの時点で単純化しておくことが、それらしいスジ彫りをするコツです。
特にスケールが小さいモデルの場合、0.1ミリの線でも実際には10センチちかくの線になる縮尺になるので、あまり沢山のスジを入れてもリアリティが減ってしまうので単純化してカッコ良く見えるデザインを見つけるのが重要になってきます。
次回は、モビルスーツを収容するコンテナ部分の組立てをおこなっていきます。
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