バンダイからリリースされている「HGジ・オ」の製作日記です。10年も前のキットですが、出来は最高の部類に入ります。
今回は、RG(リアルグレード)キットにみられる。トーンを変えた塗り分けを行います。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第一弾は「HG ジ・オ」を作り始めました。
RG的な塗り分け
リアルグレードのキットでは成型色のトーンを変更して、合板を再現するような構成になっています。写真は「RG MS-06R-2 ジョニー・ライデン専用ザクII」の脚部ですが、腿の部分と成型色の色味が変わっています。
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今回のキットはHGなので、外部装甲は同じ色で塗装していますが、一部分をトーンを変えた色で重ね塗りをしていきます。
脚部の塗り分け
塗り分ける場所は、マスキングするのも楽なのでスジ彫りを追加した箇所にします。
境界線部分は細切りしたマスキングテープで丁寧にマスクをして、その他の部分は大胆に貼り付けていきます。
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直線で構成されている部分は楽なので、塗り分ける場所を選ぶのも作業が効率的になります。
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構造を想像しながら塗り分け部分を考えていくのも楽しくなります。
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トーンを変更した調色
マスキングをしたら、周囲の色(今回はイエローグリーン)よりトーンを落とした色で塗装を行います。今回はフラットブラックを数滴加えて調色を行いました。
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マスキングテープを剥がすと、こんな感じ。塗り分けの色数とスジ彫り追加で、パーツの情報量が上がって、自然にカッコ良く見えてきます。
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他のパーツも塗装を行い、部分的にトーンを変調したカラーリングを行いました。
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塗装がはみ出した時の修正方法
マスキング塗装「あるある」ですが、テープが十分にパーツに密着していないと、エアブラシの塗料が隙間に流れ込んでしまい、余計な場所にはみ出してしまうことがあります。
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修正する箇所の大きさにもよりますが、一番の最適解は再塗装です。カッターの刃先やサンドペーパーで削り落とす方法もありますが、余計な場所が削れてしまい、収拾がつかなくなることが多々あります
素直に再塗装した方が早く修正ができます。左右両方のパーツがある場合には必ず両方のパーツを行うのがベストです。同じ色でも塗り重ねることでトーンが変わってしまうので、左右両方のパーツを修正しています。
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今回は、他にもスジがあったので、マスキングを追加して怪我の功名的な3色で塗り分けることになりました(笑)
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まとめ
リアルグレードのキットでは成型色で再現していますが、HGでもトーンを変更した2色で塗り分けることで同じような合板を塗装で再現することができます。
マスキングなど手間が必要になりますが、スジ彫りした部分を境界にして少し違う色で塗装するだけでも情報量が上がり、仕上がりが良くなりますのでおススメです。
あまりトーンを変えすぎるとかえって違和感が出てしまうので、調色はほどほどにするのがコツです。
次回はスミ入れの作業を行っていきます。
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