100円ショップで購入できる商品で、パソコンデスクに設置できるスピーカースタンドを自作してみたので紹介します。
スピーカースタンド
デスクトップにスピーカーを置いていましたが、マルチディスプレイにすると置き場所が無くなります。耳の高さにスピーカーを持ってくると、音も良くなるのでスピーカースタンドでモニターの上まで持ち上げることにしました。
Amazonで「スピーカースタンド」で検索してみると様々な種類が表示されます。値段も4,000円~10,000円くらいするので、とりあえず100円ショップで購入できる商品で自作してみます。
「100均 スピーカースタンド 自作」で検索してみると、木材をカットして自作するスタンドが多くヒットしてきます。木材をカットするのも面倒なので、100円ショップの「ダイソー」さんで購入できる金属ポールをベースに、なるべく無加工で自作してみました。
材料の仕入れ
今回利用する材料は、こんな感じ。
- ジョイントラック・ポール(長)47cm:2個
- レンジ食器 角型 12.5cm:2個
- レンジ食器 小角型 5cm × 7cm 2枚入り:1個
食器類は載せるスピーカーの大きさによって調整する必要がありますが、今回スピーカーは小型なので、5cm × 7cm のサイズにしました。
土台になる側は、転倒しないように大き目(12.5cm)のサイズにしました。
支柱になるポールの長さは数種類あるのでモニターの高さを測って 約46cmだったので 47cm を選びました。
すべて100円なので、全部で500円です。ジョイントポールに食器を取り付けるためにM10のボルトが必要ですが、これはダイソーでは手に入らないのでホームセンターで入手しました。トータルでも700円以内で収まりました。
レンジ食器で土台の取付
そのままでは使えないので食器類に取り付けようの穴を開口していきます。
レンジ食器から始めます。樹脂成型するためのゲートが中央にあるので、この場所にドリルで穴を開けていきます。
ポールには高さ調整用のネジが付けられているので、これを利用して台座を固定します。ネジの径は 6ミリ(M6)なので、6.5ミリの穴を開けます。
個体差がありますが、ゲートに樹脂が突起状に残っている場合があるので、あらかじめカッターなどで削っておきます。
ドリルで位置がズレないように、ピンバイスで1ミリの下穴を開けます。
電動ドリルで、少しずつ径を広げていきます。
最後は6ミリのドリル刃で開口します。
見事に食器としての機能は無くなりました(笑)
ポールの高さ調整用のネジを取り外して、食器を通して再度取り付けます。
土台の取付完了です。
スピーカー台の取付
土台側と同様にスピーカーを載せる側の食器を取り付けていきます。ポールの上側にある保護カバーを取ると延長用のネジ(M10~M11)があります。このネジ穴を使うために食器に10ミリの穴を開けていきます。
位置決めのためにピンバイスで1ミリの下穴を開けます。
径を少しづつ大きくしていき、10ミリの穴を開口します。
10ミリのドリル刃が無い場合には、小さな穴を開けておいて100円ショップで購入できるペーパーナイフなどで広げていっても良いです。
こんな感じでグリグリして穴を広げていきます。
固定にはホームセンターで購入したM10のボルトを使います。寸法的にM11が適正ですが、M11ボルトは一般的ではないので、今回はM10で代用します。
そのままではポール側の溝に合わないので水道工事などで使うシーリングテープ(これもホームセンターで購入可能)を使って径を少し広げます。
食器をボルトでポールに固定します。
スピーカー側の食器を取り付けて自作スピーカースタンドの完成です。
シーリングテープが無い場合や、M10ネジに巻いても上手く固定できない場合には、ポールにナットを瞬間接着剤で固定する方法もあります。
ゼリー状の瞬間接着剤をポール上部とナットに塗布して、固定します。
接着剤が硬化したら、食器をボルトで固定して完成です。
机に置いて、スピーカーを載せてグラグラしなければ設置完了です。
まとめ
今回は、ダイソーのジョイントポールと食器でスピーカースタンドを作りました。ポールのジョイント部分に使うボルトとシーリングテープをホームセンターなどで購入する必要がありますが、1000円以下でスピーカースタンドを自作することができました。
スピーカーの位置を変更(耳と同じ高さに)するだけで音が良くなるので、マルチモニターなどでディスプレイにスピーカーが隠れてしまっているような場合にはおススメです。
食器に穴を開ける簡単な加工なので、工作が苦手な方でも簡単に自作することができます。
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