光造形 3Dプリンター「ELEGOO MARS PRO」を使って、1/1200 ムサイ改型ワルキューレを作っていきます。モチベーションを保つために「マ・クベ専用グフ」や「ドズル・ザビ専用ドム」で中断していましたが続きの部分を組み立てていきます。
光造形 3Dプリンター ELEGOO MARS PRO
フィラメントのPLA樹脂などを利用する3Dプリンターが有名ですが、ELEGOO MARS PROは紫外線硬化するレジンを使って、造形物を印刷するプリンターです。PLA樹脂を使うプリンターよりも細かな造形ができるので、どのくらいの再現ができるのか、練習材料にガンダム ORIGINで登場する「艦隊指揮艦ドズル専用 ムサイ改型ワルキューレ」を製作していきます。
前回までの作業は、別記事をご覧ください。
ワルキューレ制作再開
という訳で、また制作を続けていく気持ちになりました。前回、この辺りまで組み立てたのですが、途中で気力を失ってしまい、安易な別のキットに逃避してました。
どうして気力を失ったかというのは、後で書くとして、久しぶりのワルキューレを制作していきます。
コムサイの表面処理
とりあえず、また気力を失わないように小さなコムサイから作業をしていきます。設計している段階では考えもしなかった訳ですが、とにかく完成すると60センチを超える巨大な戦艦になるので、表面処理1つを取っても、かなりの作業量になります。
気力を失う原因になるのですが、とにかく面倒くさい。小さなパーツでは分かりませんが、3Dプリンターで大きなパーツ(特に平面)を造形すると、曲がりやヒケが必ずと発生します。
とりあえず影響を受けにくいコムサイから始めていきます。先回までにある程度組み立ててて放置していたのですが、十分な2次硬化をしておいたので経時での曲がりや反りはなく、こんな感じの状態から始めます。
右主翼の先端が折れてしまっていたので、プラ板で修繕してあります。
とりあえず、ワルキューレ本体との合体を確認。塗装後に擦れの原因になるので、少し余裕が出るくらいまで干渉する部分をヤスリで削っておきます。
削り過ぎると、ポロリの原因にもなるので加減が難しいですが、削っては合わせて慎重に作業をしていきます。
翼部分も少し隙間が見えるくらいまで削っておきます。
スジ彫りの復活
3D CADで設計している段階で、作っておいたモールドを目打ちとラインチゼルを使って彫っていきます。光硬化レジンは結構固いので、プラ材と同じように作業すると欠けたりするので、ゆっくり優しく彫っていきます。
最初目打ちで、造形時に残った樹脂を除去していくように線を引いていきます。
目打ちで引いたラインを、なぞるようにラインチゼルを使って彫っていきます。この時に余計な場所を不用意に引っかかないように力を入れずに少しづつ作業するのがコツです。
ポリパテで合わせ目消し
主翼の取り付け部分で出来た隙間はポリパテを使って埋めました。印刷する方向によっては、造形時に曲がりが発生している場合があるので、あまり酷い場合には接着後に無理に削らずにポリパテで隙間を埋めた方が作業が楽です。
無理に削ってパーツが欠けたり、折れたりするよりもパテを削る方が、作業は遥に簡単です。
パテが硬化したらヤスリで削って作業完了。別で印刷しておいたザクを載せてみました。
こんな感じのスケールになります。コムサイの表面をヤスリで整えるだけでもかなりの時間と労力が要るので、モチベーションを保つのが大変です。
まとめ
今回は、光造形したパーツを使ってコムサイを組立てました。パーツの曲がってしまったり折れてしまった部分はポリパテを使って修復を行いました。光造形用のレジンはプラ材よりも、硬い(特に2次硬化させた場合は、かなり硬くなる)ので、削る作業で折れたり、欠けたりすることに注意する必要があります。
また、プラモデル用のポリパテなどで修復できるので欠けてしまった場合には無理に削ろうとするよりも、パテで隙間を埋めた方が作業的には楽になります。
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3万円くらいの3Dプリンターで、これだけの出力ができるようになっているのは驚きです。0.2ミリのモールドもキチンと再現されているので、塗装してスミ入れしてみたい気持ちになります。
次回は、船首部分の組立てを進めていきます。
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