2021年08月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.60に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2021年05月にリリースされたバージョン1.57 に関する別記事もご覧ください。
言語の自動検出
前回のリリースでプレ実装をされていた言語の自動検出機能が強化されてました。
今回のバージョンから、拡張子が無い場合でもファイル内の言語が自動で検出されるようになっています。
例えば、拡張子無しのファイル(名前を”test”にしたファイルなど)にコードやスクリプトを入力(または貼り付け)を行うと、ファイルアイコンが変化し、構文などが色分けされるようになります。
エディターウィンドウの再表示
以前のバージョンでは、ウィンドウがリロードされたりアプリケーションが再起動後にエディターウィンドウの復元が失敗した場合、ロードできるエディターが見つかるまでエディターウィンドウは閉じられる形でしたが、新しいバージョンでは、一度正常に開いたエディターは、復元時にエラーが発生した場合でも閉じないようになり、エディターの上部に通知が表示され、操作の再試行を手動で行えるようになりました。
括弧の色分け
スコープやルーチンの範囲を表す括弧を色分けして表示することができるようになりました。括弧の閉じ忘れや、複数の括弧がある複雑なコードの内容を把握しやすくなります。
既定値ではオフに設定されているため、[ファイル|ユーザー設定]画面で “editor.bracketPairColorization.enabled”設定をオンにする必要があります。
まとめ
今回の更新では、言語の自動検出機能が強化され、拡張子無しのファイルでもコードの内容を検出して、言語を特定して表示やプラグインを切り替えてくれるようになりました。
その他にも、括弧の色分けなどコードの入力や検査時に役立つ機能が追加されていました。
他の機能や詳細な部分は、1.60のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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