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3Dプリンター Creality Ender-5 S1のレイヤー高さによる造形物の比較

Creality Slicerで設定する「レイヤー高さ」と、プリントされた造形物の表面状態の違いを比較してみました。

Creality Enderシリーズ

樹脂フィラメントを使って、積層しながらモデル作成を行うFDM方式の3Dプリンターです。今回紹介する「Enderシリーズ」他にも組立て済みの「Sermoonシリーズ」や「CRシリーズ」が用意されています。

先回は、Creality 公式ページの製品仕様をネタに比較してEnder-3とEnder-5について比較してみました。興味のある方は別記事をご覧ください。

レイヤー高さによる造形物の違い

少し意地悪をして、本来光造形式の3Dプリンター用のサンプルをFDM式のプリンターで造形してみました。

左から、光造形、レイヤー高さ0.2ミリ(印刷速度120mm/s)、レイヤー高さ0.2ミリ(印刷速度60mm/s)、レイヤー高さ0.15ミリ、レイヤー高さ0.1ミリの順です。

少し見辛いので、レイヤー高さ0.2ミリ、0.15ミリ、0.1ミリを比較すると、こんな感じ。

レイヤー高さ0.2ミリの表面状態は、こんな感じ。近づくと層状態になっているのが分かります。

レイヤー高さ0.15ミリの表面状態は、少しだけ層状態が薄らいでいるのが分かります。

レイヤー高さ0.1ミリになると表面のスジが無くなってきます。

オーバーハングで印刷する部分を拡大すると、レイヤー高さ0.2ミリは均等に層になっています。(ちなみにノズルは0.4ミリです)

レイヤー高さ0.15ミリの場合は、少し潰れ気味に層になっています。

レイヤー高さ0.1ミリの場合は、潰れた部分が目立つようになっています。

最上面にある文字は、どのレイヤー高さでもEnder-5 S1では再現できていませんでした。この辺りは、光造形式の得意分野。

まとめ

今回は短い記事ですが、FDM型の3Dプリンター「Creality Ender-5 S1」のプリント時に、スライサーソフトで設定できる「レイヤー高さ」の違いによる造形物への影響について調べてみました。

0.4ミリのノズルを使った場合の比較で、0.2ミリでは表面にスジ状の層が残りますが、0.15、0.1とレイヤー高さを低めに設定することでスジ状の部分は消えます。

しかし、層部分が潰れてケバ立つような仕上がりになるトレードオフな部分もあります。

また、オーバーハングしている形状を造形する場合も、レイヤー高さを低くするとケバ立つ部分が見受けられるので形状によっては、積層跡が残る0.2ミリのレイヤー高さの方が造形がキレイに見える場合があります。

Ender-5 S1のレイヤー高さと出力される造形物の関係が確認したい人の参考になれば幸いです。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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