3Dプリンターでパーツを造形して映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作していきます。今回は、試作しているブースター部分に載せる貨物室の床部分のパーツ造形を進めていきます。
貨物ポッド カーゴ・ピサ(CARGO PISA)
映画「閃光のハサウェイ」に登場した、Ξ(クスィー)ガンダムを月から運んできた貨物ポッド(輸送ロケット)です。
映画では、主人公のハサウェイがエメラルダと一緒にメッサー指揮官機で取り付いてガンダムを受け取ったシーンが描かれています。
今回は、この巨大な筒形状モデルのデザインを行いました。
今回はキット化されている訳ではないので、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ メカニック&ワールド (双葉社MOOK) ムック」の設定イラストを眺めながらデザインを行いました。
ブースターと貨物室を支える構造の造形
先回までに造形しているブースター部分は別記事をご覧ください。
今回造形する部分は、全体イメージからだと、この部分。(下の画像の薄緑部分)
サイズ的に3Dプリンターの造形範囲に載らないので、1/4に分割して造形を行います。完成すれば、直径30センチくらいの円状で1/144 Ξ(クスィー)ガンダムが余裕で載せられるサイズになる予定です。
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細かなパーツの試作造形
細かな凹凸がFDM式の3Dプリンターで造形できるかチェックするためにパーツを一部を切り出して試し造形をしてみました。
さすがに、この角度で1ミリくらいの凸形状は無理がありました。上方向への凸形状であれば問題ないのですが、傾斜が付いている状態では樹脂が定着してくれません。
柵のような形状の造形も、少し樹脂が絡まってしまっています。
サポート材の部分なので、切り離せば樹脂の絡まり時代は問題ないですが、そもそも柵の造形が美しく仕上がっていません。(FDM式3Dプリンターの限界です)
やっぱり細かな部分は光造形
予想はしていましたが、小さなサイズや細いパーツの仕上がりは光造形です。
逆に大きなサイズや強度が欲しい部分はFDM式の方にメリットがあるので、今回は細かな部分は光造形で行うことにしました。
3Dデザインデータの一部を分割して、光造形で行うパーツと、取り付け部分を追加して改良しました。
柵形状のパーツも、取り付け穴を用意して別パーツにしました。
改良したパーツを再造形。
光造形式のプリンターで造形した小さなパーツがこちら。
サポート材から切り出して、早速仮組み。当たり前ですがサイズ的にもぴったり収まります。
一体で造形するよりも、少し手間ですがパーツ分割すると造形方法に幅が増えるので仕上がりが良く見えるようになります。
柵形状のパーツも後付けすると、こんな感じ。
比較すると、一体造形よりも別パーツにした方が情報量も増えて、仕上がりも良く見える気がします。
こんな感じで、細かな凹凸があるパーツの試作が完了。
まとめ
今回は、映画「閃光のハサウェイ」に登場した貨物ポッド(カーゴ・ピサ)を製作するため、貨物部分の試作造形を行いました。
プラ板やプラ棒を使って手作業でパーツを製作していた時代は、途中で寸法や別パーツ化をしようとすると、手戻りややり直しになりました。
しかし、3Dプリンターがあれば、途中で変更してもデータを編集するだけで後は待っていれば出来上がります。
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