2023年8月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.83に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2023年7月にリリースされたバージョン1.82に関する別記事もご覧ください。
プロファイルのアイコン設定
設定やショートカット、拡張機能などをまとめて管理する[プロファイル]設定に[アイコン]が追加されました。
[新しいプロファイルの作成]画面にアイコンを設定する項目が追加されています。
表示された画面で利用する[ポート]や[ローカルアドレス]などを入力します。
コマンド検索時に関連項目が表示
コマンドパレットでコマンドや説明文の一部を入力した際に、関連する項目が一覧に表示されるようになりました。
以前のバージョンでは[最近使用したもの]として過去の履歴が表示されていましたが、使っていない項目も一部を入力することで一覧に表示されます。
編集タブのコンパクト化
編集画面で表示されるタブの高さを小型化できます。
[設定]画面で window.density,editorTabHeight 設定を編集にすることで既定値では上下に余裕のあるタブが表示されています。
一覧から[compact]を設定すると上下の余白が小さくなります。
ラップトップ画面など、表示できる項目に制約がある場合に役立つ画面表示機能です。
ピン留めしたタブを段組み表示
ピン留め設定した編集タブを段組みで表示できる設定が追加されました。
[設定]画面の workbench.editor.pinnedTabsOnSeparateRow 設定を有効にします。
以前のバージョンでは同じ列に[ピン留め]アイコンで判別する表示でしたが、有効にした場合、別の列が用意され[ピン留め]設定をした編集タブがまとめて表示されます。
また、タブをドラッグして列を移動させることで[ピン留め]設定と解除が簡単になりました。
タブを表示する高さが増えますが、アイコンを探して[ピン留め]したタブを見つけるのに楽になる機能です。
まとめ
Visual Studio Code 1.83で追加・更新された機能の一部を紹介してみました。
今回は、ポート転送機能などターミナルのオプションが追加されていました。
他の機能や詳細な部分は、1.83のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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