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3Dプリンターでカメラアームをモニターアームに取り付けるパーツ自作

カメラを固定するためのアームを3Dプリンターで自作してみた結果を備忘録的に投稿しておきます。

カメラアームとモニターアーム

カメラを自由な位置に固定するためのアーム。通常はクランプ式のタイプが多くベース部分の金具を机の天板に挟み込んで固定する使い方です。

今回はモニターアームに取り付けるためのパーツを3Dプリンターで自作して固定してみました。

完成したイメージとしては、こんな感じ。私はマイクやライトのアームもモニターアームに固定して使っています。

モニターアームのポールに刺し込む

いつものように3D CADで必要最低限の機能に絞って設計していきます。

今回はモニターアームを固定するポールの頭部分の保護パーツを取り外して、ここにカメラアームを刺し込んで固定する形にしました。

ポールの内寸を測定して、現物合わせで設計していきます。

アームの基部にはカメラの重量が掛かるので、負かに耐えられるように肉厚の梁を作って支えるような設計にしました。

内側もカメラアームの支柱部分を現物合わせで採寸して、0.5ミリくらいのクリアランスを付けてデザインしています。

試作したパーツが、こんな感じ。簡単な形状なので約1時間くらいで造形。

モニターアームのポールに取り付けたパーツに、カメラアームの支柱を刺し込んで使う予定です。

現物合わせの場合、採寸した寸法で設計すると造形後に嵌らないケースが多いので、0.5~0.7くらいの余裕を設定しておくと、組み合わせる時に楽になります。

カメラアームの取り付け

モニターアームの保護パーツを取り外したポールに造形したパーツを取り付け。

カメラアームの支柱を刺し込んで固定できるようになりました。

こんな感じでモニター越しにカメラを引き出すように固定できました。リモート会議をする際のウェブカメラ的な使い方ができます。

天板にクランプする金具が必要なくなるので机の上がスッキリして、カメラを浮かせてスタンバイさせておくことができます。

使ってみた感想

Amazonでも、低価格で販売されているカメラアームをモニターアームに固定するためのパーツを造形してみました。

アーム式の固定なので、三脚などカメラを固定する準備する手間が無くなります。

ウェブカメラ的な使い方の他に、自由雲台を使ってカメラのレンズ方向を下向きにすれば、天井視線のカメラとしてキーボードの紹介など手元作業も楽に撮影が可能です。

また、使わない時はモニター上にスタンバイ状態で置けるので作業の効率化も図れそうです。

まとめ

今回は、カメラを固定するためのアームを3Dプリンターで自作してみました。

アーム式の固定なので、三脚などカメラを固定する手間も無くなりリモート会議などのウェブカメラや天井視線のカメラをスタンバイさせておけます。

また、使わない時はモニター上にスタンバイ状態で置けるので作業の効率化も図れそうです。

カメラアームを導入したけれどクランプを取り付ける場所が無いと考えている人の参考になれば幸いです。

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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