先回の16Gへのメモリ増強とSSDへの換装した、中古で購入したレノボのX260。今回は、このパソコンで動画編集が出来るか、Premiere Proで動画のエンコード時間を計測してみました。
メモリとストレージのアップグレード
今回検証したX260は中古で購入したパソコンなので、標準仕様としてメモリが4G、ストレージが500GBのHDDという構成です。この状態では、能力不足なので、別で購入したパーツでアップグレードをしてあります。
それぞれのアップグレード手順は別記事をご覧ください。
内蔵バッテリーからの給電無効化
X260の場合は、BIOSを起動(ACアダプターを抜いた状態で、電源ONして「Enter」キーの連打して、表示されたメニューで「F1」キーを押す)して、「Config|Power|Disable Built-in Battlery」で「Yes」を選択すると内蔵バッテリーからの給電が無効化されます。
再び有効化するには、ACアダプターを繋いだ状態で電源ONします。これは結構便利な仕組みになっています。
Premiere Proの操作性
今回購入した、X260のCPUは第六世代のCore i5です。2コア(4論理プロセッサ)なので、通常操作の場合はメモリ16Gはオーバースペックです。
しかし、Premiereに動画素材を追加すると比較してメモリを消費していくので、長時間の編集を行う場合には多くて損はありません。
ストレージをSSDに変更することでPremiere Pro自体の起動も早くなり、編集前の素材をカメラから転送する速度も上がります。
エンコード速度
以前の編集した10分くらいの動画のプロジェクトを使ってエンコード時間を測定してみました。
Premiere Proが出力したログファイルは、こんな感じでした。
Premiere Proのログファイルより
12/11/2019 07:02:56 PM : キューが開始されました
ソースファイル : C:\…Ryzen-PC-VOLUME-1_1.prproj
出力ファイル : C:\…Ryzen-3800x-pc-build-and-bench.mp4
使用されているプリセット : YouTube 1080p フル HD
ビデオ : 1920×1080 (1.0), 29.97 fps, プログレッシブ, ハードウェアエンコーディング, 00;09;56;17
オーディオ : AAC, 320 Kbps, 48 kHz, ステレオ
ビットレート : VBR, 1 パス, ターゲット 16.00 Mbps
エンコード時間 : 00:20:25
BGM、テロップ付きで編集した9分56秒の動画を、YouTube用のプリセットで書き出し(エンコード)した場合、約20分で作成することが出来ました。
まとめ
メモリとストレージをアップグレードしたX260を使ってPremiere Proで編集した、10分くらいの動画をmp4形式で書き出し(エンコード)するのに、約20分でした。デスクトップのハイパワーなパソコンと比較すると時間がかかる気もしますが、個人的な体感とすれば十分に使える範囲でした。
動画編集向けの10~20万円のパソコンも販売されていますが、とりあえず編集をしてみたいという場合には、中古のパソコンでメモリとストレージをアップグレードして使うという選択肢もあります。
自分で購入する前に、検索しても適当な記事を見つけることが出来なかったので、3年くらい前の中古パソコンでもPremiere Proが動作するのかを試してみました。
動画編集パソコンを検討している人の参考になれば幸いです。
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