2020年03月にリリースされた「Visual Studio Code」の新しいバージョン1.44に追加された機能で気になった部分のレビューを投稿してみます。
2020年2月にリリースされたバージョン1.43 に関する別記事もご覧ください。
タイムラインビューの追加
先回はプレビュー実装だった「タイムライン」ビューが追加されました。
エクスプローラービューでファイルを選択して右クリックで表示されるポップアップメニューに「タイムラインを開く」が追加され、ファイルの履歴を表示する「タイムライン」ビューが新しく追加されています。
こんな感じでエクスプローラービューに「タイムライン」が新しく追加されています。別の機能で「アウトライン」もあるので注意。
基本的に、タイムラインは「Git for Windows」が提供する情報を利用しているようで、機能はデフォルトで有効になっていますが「Git for Windows」インストールされていないと「アクティブなエディターはタイムライン情報を提供できません」と表示されてしまい使うことができません。
利用するには「Git for Windows」などをセットアップする必要があります。
元に戻す|やり直しの不揮発化
地味に便利な機能で「元に戻す|やり直し」メニューが、アプリケーション終了後も有効になりました。ファイルに行った操作が「Visual Studio Code」を終了させても残っていることになります。
ファイルを編集中に、不用意にアプリを終了させてしまい「あっ」と思っても、操作した履歴が残っている機能は地味に便利です。
クイックオープン
キーボードの[Ctrl + P]キーを押すことで文字列の一部や@を利用してファイル内のキーワードを検索して該当するファイルをリストアップすることが出来るようになりました。
例えば、ファイル名の一部を入力することでワークフォルダー以外の場所のファイルを検索してみたり、スペースで区切って入力することで複数のキーワードで検索することもできるようになりました。
加えて@を入力することでファイル内の変数などのキーワードをリストアップさせることもできるようになりました。
まとめ
今回も、個人的に気になった更新部分を書き出してみました。大きくエディターとして変わった部分はクイックオープン([Ctrl + P]で表示される)があります。
複数のキーワードからファイルを検索したり、ファイル内の検索やリストアップなどを1つの検索パネルで利用できるようになったので、大量のファイルがフォルダーやワークスペースにあるような状態の場合に、探しやすくなりました。
他の機能や詳細な部分は、1.44のリリースノートをご覧ください。
「Visual Studio」と聞くと、Windowsアプリの開発環境としてのイメージが大きいですが、「Visual Studio Code」の場合、LinuxやMacOSでも利用者が多くなってきているマルチプラットフォームに対応したスクリプトエディタです。
その他に、インストールする場所を変更する「ユーザーセットアップディストリビューションへの切り替え」が実施されています。メッセージが表示された場合には、新しいインストール場所に再インストールをお勧めします。
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