バンダイからリリースされている「HGジ・オ」の製作日記です。10年も前のキットですが、出来は最高の部類に入ります。
ディテールアップの加工が終わったので、肩パーツなどに出現する合わせ目消し作業をしました。接着剤だけで合わせ目消しができる手順を紹介します。
新型コロナで外出自粛なので積みプラを崩していくことにしました。第一弾は「HG ジ・オ」を作り始めました。
肩パーツの合わせ目
「HGジ・オ」の肩のスラスターパーツなどの可動のために前後にパーツを分割する構造になっていて、ランナーの切り出し跡と合わせ目が出現してしまう部分になっています。
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写真のように結構大きな合わせ目とランナーのゲート跡が重なる部分なので合わせ目消しの工作を行いたい部分になります。
稼働させるためにポリキャップが剥き出しになる部分でもあります。ポリキャップに塗装している作業行った別記事も合わせてご覧ください。
大盛り接着剤で合わせ目消し
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接着剤は特別ではなく、プラモデル用の接着剤で構いません。私の場合は「タミヤセメント」を使っています。(流し込み用ではなく通常の角瓶)
可動させるパーツに付着しないようにパーツの両面に接着剤を多めに塗ります。多少はみ出しても、後で削ってしまうので気にせず作業を続けます。
普通は片面だけに接着剤を塗るくらいで十分ですが、両面に塗ることでパーツを接着剤に含まれる溶剤で溶かします。
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すぐにはパーツを合わせず、20秒くらい待ってからパーツを合わせます。挟み込むパーツを忘れないように注意してください。合わせたらパーツを洗濯ばさみやクリップで圧着して固定します。
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そのまま1~2日くらい乾燥させます。圧着しているので溶けたプラスチックがパーツの合わせ目にはみ出して硬化します。
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厚めの板に紙やすり(800番くらい)を両面テープで固定して合わせ目部分にはみ出た接着剤を削っていきます。
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細かな部分は細切りにしたペーパーで仕上げていきます。
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パテなどを使わずに、接着面の合わせ目を消すことが出来ます。接着剤を十分に乾燥させないと、削る作業で余計な部分に生乾きの接着剤が付いてしまうので、1~2日くらい乾燥させてから削るのがコツです。
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まとめ
あまりに大きな段差や合わせ目を消すには、パテなどを使う必要がありますが、接着剤を多めに塗布することで、パーツの合わせ目部分を溶剤で溶かしてパテ替わりに使うことが出来ます。
多めに塗った接着剤を十分に乾燥させる必要があるので、時間がかかりますが手軽に合わせ目を消すことが出来るので無塗装で組み立てて楽しむ場合でも、完成させた後に時間がある時に合わせ目消しができるでおススメな作業です。
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